研究概要 |
第9回数学教育世界会議(ICME9)は、世界で4年ごとに開催される日本最初の4千人規模の数学教育の国際会議である。本研究では、ICME9組織委員会とは別の立場から、会議の成果を拡大するために、数学教育におけるテクノロジ利用に関連して次の研究開発を行うことを課題とした。 ○プロシーディングスの提出書式をPDFファイル形式化して、電子出版(DTP)をも可能にするなど、研究成果の総合のための研究開発。 本研究費は,そのための旅費などの支援活動に活用され,ICME9に関連して筑波大学附属中学校数学科の研究集録として,中学校数学研究会誌の臨時増刊号として,日本の数学教育誌の準備業務が実現した。また,講演からは,能田伸彦の講演,三輪辰郎の講演などの支援業務が実現した。他に,多くの研究発表をICME9において実現した。最終的な成果は,プロシーディングス等にまとめられるが,本研究費では,そのための支援周辺業務を行ったもので,プロシーディングスの発行自体は,準備委員会によって行われるもので,本研究は,それとは並列的な研究企画成果をあげたものである。 海外との研究交流が,一層充実したことが本研究の成果である。
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