研究分担者 |
正司 和彦 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (10029283)
近藤 勲 岡山大学, 教育学部, 教授 (50033361)
生田 孝至 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20018823)
松田 稔樹 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (60173845)
永野 和男 聖心女子大学, 教授 (60107224)
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研究概要 |
平成15年度から新学習指導要領に基づく教育課程が実施され,高校普通科新教科「情報」(以後,「情報」と記述する)が実施される。「情報」については,そのカリキュラム内容,実施方法,教員の確保等が課題として検討されている。過渡的な教員の確保に関しては,全国で9000人規模の教員が必要となることが試算されており,本研究プロジェクトでは,この「情報」のための本格的な教員養成体制を整える準備を進めた。 本研究では,「情報」教員養成(免許)のためのカリキュラム内容,および,その実施方法について現実的かつ体系的な研究を行った。教員養成を行う高等機関である大学(大学院)における教員養成カリキュラムの内容や取り組み方について,授業科目のみならず,異なる専門性を有する複数の大学間での相互協力や遠隔講義を利用した履修の形態の実現可能性を調査 報告としてまとめた。また,時代により変化する「情報」に対して、教員免許取得のためのカリキュラムを刷新すること、および「情報」担当教員の職能を向上させることに関しても調査,検討を行った。具体的には以下の項目に沿って研究を遂行した。 (1)「情報」教員養成に関連するカリキュラム内容の現状調査・分析 (2)「情報」教員養成カリキュラムの開発 (3)教員養成機関としての大学(大学院)での対応のあり方の検討 (4)「情報」担当教員の免許継続制度に関する検討 特に,「情報」教員養成に関する問題は,多くの学会で検討されている。そこで本プロジェクトでは,様々な学会の立場から研究協力者を擁して共同研究体制をとった.これによって,「情報」という教科の特質を踏まえて情報科学・工学からの視点のみならず,情報学,および教育学の視点からも調査研究を進めることができた.
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