研究課題/領域番号 |
12F02044
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
松岡 聡 東京工業大学, 学術国際情報センター, 教授
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研究分担者 |
PERICASGLEIM M. 東京工業大学, 学術国際情報センター, 外国人特別研究員
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キーワード | ハイパフォーマンス・コンピューティング / プログラミング・モデル / 並列処理 / 高速多重極展開法 / マルチコア / 性能評価 / 再帰 / NUMA |
研究概要 |
平成24年度において、Dr.Miquel Pericasは、研究プロジェクトの主となる内容を推進した。 OmpSsをTSUBAME2.0上に移植し、木構造データをベースとしたアルゴリズムを用いて性能チューニングを行った(1.1および1.2)。また、そのアルゴリズムと性能評価について発表を行った(1.3)。この結果として、所属研究室の学生2名が、当該ツールを用いて研究活動を行っている。 次に、Fast Multipole Methodを実装している二種類のExaFMMコードをベースとして、OmpSsを用いた実装を作成した。これらの実装のうち第一のものは、情報処理学会第136回HPC研究会において発表したdataflow実行モデルに基づく実装である。第二のものは、より最適化されたExaFMMコードを元にしており、計算データとCPUソケットの局所性を考慮するランタイムシステムの研究に用いている(2.2.b)。本研究のため、Dr.Pericasは、性能解析ツール(extrae+paraverおよびad-hocな時間計測機構)・ランタイム(Nanox+OmpSsおよびMassiveThreads)・複数のプロセッサーアーキテクチャー(Intel社のNehalem、Westmere、SandyBridgeおよびAMD社のMagnyCours、Interlagos)を垂直的に統合する手法を適用している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度に、研究のためのインフラ整備が完了したので、これから様々な性能評価に用いることができる。
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今後の研究の推進方策 |
受け入れ研究室の強みを活かし、ノードの性能評価に重点を置くようになった。 2年目には、さらなるツール(Vampir等)や、アーキテクチャー(Intel Xeon Phi等)を追加する予定である。このような多様なプラットフォーム上では、アプリケーションを基盤となるハードウェアに適応させるために、自動チューニング手法が必要とされる(2.2.e)。さらに、このコードを資源管理(2.2.c)および投機的タスク実行の(2.2d)研究にも用いる計画である。
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