研究課題
1.高圧水素反応装置を使用し、VS(蒸気から固体結晶を作るvapor-solid法)手法によるMgH2ナノファイバーを合成した。合成したMgH2ナノファイバーを用いて、導電カーボンやバインダーと混合し、圧延法により、MgH2電極の作製を試みた。得られた電極をSwagelok-cellにより、その電極特性を評価した。2.遷移金属酸化物は、例えば酸化鉄、酸化コバルト、酸化マンガン等、水素化物と同様なコンバージョン反応により、リチウムイオン電池の負極材へ適用される。コンバージョン反応メカニズムを深く理解するために、酸化物と水素化物をリチウムイオン電池負極材としての比較実験を実施した。こちらの酸化物負極材の性能の向上には、ナノ構造化や炭素との複合化が必要となる。液体燃焼合成等の手法を利用し、様様な酸化物ナノ構造体や複合体の合成を試みた。3.最終目的であるMgH2負極材を用いたリチウムイオン電池フルセルを作成するため、LiMn2O4、LiNi0.5Mn1.5O4等の正極材の合成を試みた。その正極材の特性を評価し、得られた結果を取りまとめ学会や専門雑誌で発表した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)
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