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2014 年度 実績報告書

シロイヌナズナにおけるエリシター誘導機構閉口へMAPキナーゼの関与

研究課題

研究課題/領域番号 12F02390
研究機関岡山大学

研究代表者

村田 芳行  岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (70263621)

研究分担者 KHOKON Md. Atiqur Rahman  岡山大学, 環境生命科学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードシロイヌナズナ / エリシター / MAPキナーゼ / 気孔 / 孔辺細胞
研究実績の概要

陸生高等植物の葉の表皮に存在する気孔は、多くの植物病原菌の侵入経路となっている。微生物の侵入を阻止するために、孔辺細胞は微生物由来エリシターを認識し、孔辺細胞エリシター信号伝達を介して、気孔閉口を誘導する。しかしながら、シロイヌナズナにおけるエリシター誘導気孔閉口へのMAPキナーゼの関与は十分に明らかにされていない。
本研究では、材料にシロイヌナズナMAPキナーゼ変異体を用いて、エリシターが誘導する気孔閉口へのMAPキナーゼの関与を明らかにすることを目的とした。実験では、気孔運動(気孔閉口と開口阻害)、セカンドメッセンジャー産生(活性酸素種産生、一酸化窒素産生、細胞質カルシウム濃度上昇、細胞質アルカリ化)、イオンチャネル活性(原形質膜非選択性カルシウムチャネル活性化、S型アニオンチャネル活性化、原形質膜内向き整流性カリウムチャネル阻害)の変化を調べた。また、エリシターとして、キトサンと酵母エリシターを用いた。
活性酸素種産生はH2DCF-DAを、一酸化窒素産生はDAF2-DAを、カルシウム濃度上昇はYC3.6を、そして、アルカリ化はBCECF-AMを用いて測定した。
エリシター誘導気孔閉口にMAPキナーゼが関与することを明らかにした。また、他の刺激に対するMAPキナーゼの関与について知見を得た。さらに、異種発現系を用いて、エリシター誘導気孔閉口へのMAPキナーゼの関与について調べ、直接的なチャネル活性の制御はないことを明らかにした。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Two guard cell MAPKs, MPK9 and MPK12, function in methyl jasmonate-induced stomatal closure in Arabidopsis thaliana.2015

    • 著者名/発表者名
      Khokon MAR, Salam MA, Jammes F, Ye W, Hossain MA, Uraji M, Nakamura Y, Mori IC, Kwak JM, Murata Y
    • 雑誌名

      Plant Biol,

      巻: in press ページ: in press

    • DOI

      10.1111/plb.12321

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Inhibition by acrolein of light-induced stomatal opening through inhibition of inward-rectifying potassium channels in Arabidopsis thaliana2014

    • 著者名/発表者名
      Islam MM, Ye W, Matsushima D, Khokon MA, Munemasa S, Nakamura Y, Murata Y
    • 雑誌名

      Biosci Biotechnol Biochem

      巻: 79 ページ: 59-62

    • DOI

      10.1080/09168451.2014.951028

    • 査読あり

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公開日: 2016-06-01  

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