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2014 年度 実績報告書

サハラ以南アフリカ諸国における食料安全保障および栄養摂取と所得の関係決定要因

研究課題

研究課題/領域番号 12F02406
研究機関九州大学

研究代表者

南石 晃明  九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40355467)

研究分担者 OGUNDARI Kolawole  九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード食料安全保障 / 栄養摂取 / 所得
研究実績の概要

本研究課題では、サハラ以南アフリカ諸国における食料安全保障および栄養摂取と所得の関係決定要因の解明を試み、同地域の食料安全保障の向上および貧困問題の解決に貢献しようとするものである。研究目的を達成するための計量経済分析を行うために、まず、国別マクロデータを用いて食料安全保障指標の決定要因の計量経済学的解明のためのデータベースおよびモデルの構築をおこなった。その後、これらのデータおよびモデルを用いた統計的解析を行った。具体的には、国際機関等提供のデータの購入、関連学会参加および関係機関インタビュー等により分析に用いるデータ収集・整理を体系的に行った。また、計量経済学的データ解析に用いる統計解析ソフトウエア等の試験適用を行い、さらに構築したデータセットを用いて計量経済学的解析を行った。
その結果に基づいて、第1に、食料安全保障の基礎となる作物生産の規定要因を解明するため、米およびトウモロコシ等の作物を対象として、生産量や収量の短期的および長期的な市場価格に対する統計的反応を統計的に解明した。また、第2に食料安全保障指標としてカロリーやタンパク質の摂取量を用いた場合について、一人当たり所得等の経済変数と食料安全保障指標の因果関係を統計的に解明した。さらに、第3にカロリーやタンパク質等の一人当たり摂取量といった食料安全保障指標と経済成長との関係を統計的に明らかにした。このように、本研究課題は、概ね当初の研究目的を達成したと言える。これらの成果としての5編の学会論文を執筆し、このうち2編が学会誌等に掲載された。他の1本は掲載見通しであり、他の2編は審査中である。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件)

  • [雑誌論文] Nutrient-Income nexus in Nigeria: A co-integration Analysis2014

    • 著者名/発表者名
      Ogundari,K and T. Nanseki
    • 雑誌名

      The Japanese Journa1 of Rural Economics,special issue

      巻: Vol.16 ページ: 17-24

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] The Paradigm of Agricultural Efficiency and its implication on food security in Africa: What does meta-analysis reveal?2014

    • 著者名/発表者名
      Ogundari. K
    • 雑誌名

      World Development

      巻: Vol. 64 ページ: 690-702

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-06-01  

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