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2013 年度 実績報告書

系外巨大ガス惑星の衛星の観測可能性と理論モデルへの制約

研究課題

研究課題/領域番号 12F02764
研究機関東京工業大学

研究代表者

井田 茂  東京工業大学, 地球生命研究所, 教授

研究分担者 LEWIS Karen  東京工業大学, 地球生命研究所, 外国人特別研究員
キーワード系外惑星 / 木星型惑星 / 衛星
研究概要

本研究では、トランジット(惑星による中心星の食)観測によって、系外の巨大ガス惑星の衛星の検出が可能かどうかの理論モデルを構築し、実際にケプラー宇宙望遠鏡による公開観測データを解析して、検出を試みると同時に、それがどのように惑星・衛星形成理論モデルに制約を与えるのかを調べることを目標としている。
たとえば、現存の理論モデルでは、巨大ガス惑星の衛星の最大質量は中心惑星の1/10000程度とされている。観測的には大きな衛星ほど検出されやすいので、この限界質量以上の衛星が検出されなければ、理論モデルは妥当だということになる。一方、限界質量以上の衛星が検出されれば、理論モデルに問題があるか、または標準的な微衛星集積による衛星形成モデルではなく捕獲などの他の衛星形成モデルを考えなければならないことになる。
衛星形成・進化理論は、これまで、太陽系内の惑星の衛星という、数少ないサンプルについてのデータと比較検討せざるを得なかったが、本研究のように系外惑星にその比較対象をひろげることで、一般的な議論が可能となる。
H25年度は、衛星の新しい検出方法を確立し、すばる望遠鏡に観測プロジェクト申請をした。また、衛星ではなく、存在するかもしれない連惑星の検出についても議論した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

具体的な検出方法を確立し、すばる望遠鏡に観測プロジェクト申請をした。

今後の研究の推進方策

すばる望遠鏡での観測プロポーザルの採択に備え、実際の観測データの取得について、専門の観測研究者との十分な情報交換を進める。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Moon Radius Limits for Planets with Spotted Host Stars : Scatter in the Folded Light-curve2013

    • 著者名/発表者名
      Lewis, Karen M.
    • 学会等名
      ASA Annual Scientific Meeting
    • 発表場所
      メルボルン、オーストラリア
    • 年月日
      2013-07-10
  • [学会発表] Decoding the Message from Silicon in Stardust Mainstream Silicon Carbide Grains2013

    • 著者名/発表者名
      Lewis, Karen M.
    • 学会等名
      ASA Annual Scientific Meeting
    • 発表場所
      メルボルン、オーストラリア
    • 年月日
      2013-07-07

URL: 

公開日: 2015-07-15  

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