研究概要 |
水熱処理サンゴから高熱水合成で,200℃でリン酸化して得られたセルスキャホールドに,微小撹拌造粒装置によりシンバスタチン粉末を表面に導入した後、自己硬化型アパタイトセメントを添加して,水を添加することにより,造粒装置内でアパタイトへの結晶転移を起こしながら,セメント表面にアパタイト被膜を生成させて,コーティングし,薬物放出を制御した人工骨顆粒を調製した.デバイスは、ハイドロキシアパタイトに転移することにより自然骨と結合することから,硬化後に粉末X線回折により結晶構造とその含有量を定量的に解析し,自然骨と類似の結晶性があることを確認した.このデバイスの薬物放出特性を調べるために,In-Vitro試験として,37℃リン酸緩衝液中にて溶出試験を行い,薬物の徐放化を確認した.また,骨粗しょう症マウスに適用した,この複合化骨セルスキャホールドをマウスに埋め込み、治療効果として、骨密度をX線CTにより骨量の増加を測定した。デバイスは、ハイドロキシアパタイトに転移することにより自然骨と結合することから,硬化後に粉末X線回折により結晶構造とその含有量を定量的に解析し,自然骨と類似の結晶性があることを確認する.またこの複合体粒子の熱分析DSC/TGを測定することによりセルスキャホールドから調製された含有有機物の熱挙動を測定し,水分含有量,有機物含有量,炭酸塩含有量などの組成比のβTCP殻調製されたものとの相違を推定する.これらの化学的な組成比から生体活性に与える化学成分量の影響をした.また,FTIRスペクトル測定から従来の人工骨から調製されたものとインプラントセルスキャホールドにおいて転移したアパタイトとヒアルロン酸や薬剤などの有機物の分子間相互作用を調べた.
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