研究課題
局所体の代数的K理論に対する,Hessel holt-Madsenの奇素数における結果の,素数2への拡張を試みたが,この場合は例外的な現象が頻繁に起こり,その解析は困難となる。そこで,2進数体の代数閉包の2進係数の解析を行った。現在,そのTHH群の構造まで決定できている。また,球面の安定ホモトピー群については,高知大学の下村克己氏との共同研究により,新しい彩色E_1項の決定と,多くのギリシャ文字元の積の非自明性を導いた。
2: おおむね順調に進展している
幾つかの問題は生じたが、今のところそれらは全て解決できている為、計画どおり研究は進行している。よって遅れているわけでもなければ、予想以上に進展しているわけでもないので、(2)が妥当と言える
現時点で研究は順調に進行している、よって、今後も当初の計画どおりに遂行していく。問題が発生すれば、そのつど解決する。Takeスペクトル系列の計算が可能かどうかがカギである為、そこを重点としていく。
すべて 2012
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Algebrale and Gearetric topology
巻: 12 ページ: 951-961
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Nagoya Math. J.
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