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2014 年度 実績報告書

中心体キナーゼLats2のM期或いはDNA損傷下における核移行後の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 12J00502
研究機関大阪大学

研究代表者

鈴木 宏和  大阪大学, 生命機能研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードLats2 / 細胞死 / DNA損傷 / 核スペックル
研究実績の概要

前年度に引き続き、核スペックルにLats2が局在する意義についての研究を行った。これまでに、Lats2が紫外線照射によりSer835をリン酸化されることで活性化すること、リン酸化されたLats2が細胞質・核小体から核スペックルに局在を移動すること、ここでPHF6をリン酸化することを明らかにした。
本年度は、PHF6に関して、また、p21に関して重要な知見が得られた。
PHF6は本来核小体に局在するが、Lats2のリン酸化を受けて核小体から排出され、核スペックルに局在することがわかった。Lats2をノックアウトした細胞では、PHF6のリン酸化・移動はともに見られなかったことから、これはLats2依存的な現象であると考えられる。
また、p21についてであるが、p21も本来は核小体に局在すると考えられてきたが、これもLats2によってリン酸化されると核スペックルに局在することがわかった。この現象も、Lats2をノックアウトした細胞では消失し、Lats2を強制発現させた細胞で現象が回復することから、やはりLats2依存であると考えられる。
さらに興味深いことに、核スペックルへと移動したp21は、その後の紫外線照射一連の分解を免れることがわかった。細胞質に局在するp21は紫外線照射により分解されるが、核スペックルへと”逃れた”p21は、分解を回避し、歳暮ぷ周期停止へ細胞を導く引き鉄になると考えている。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Lats2 phosphorylates p21 and induces apoptosis in response to UV irradiation2015

    • 著者名/発表者名
      Hirokazu Suzuki, Norikazu Yabuta, Kosuke Torigata, Nobuhiro Okada, Yael Aylon, Mosh Oren and Hiroshi Nojima
    • 学会等名
      ICACT2015
    • 発表場所
      パリ(フランス)
    • 年月日
      2015-02-03 – 2015-02-05

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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