• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

時間領域マイクロ波散乱シミュレーションによるSAR画像生成と海面観測への応用

研究課題

研究課題/領域番号 12J01067
研究機関東京大学

研究代表者

吉田 毅郎  東京大学, 生産技術研究所, 特別研究員(PD)

キーワード海面観測 / 合成開口レーダ / シミュレーション
研究概要

昨年度に海面の合成開口レーダ(SAR : Synthetic Aperture Radar)画像をシミュレーションする手法の開発を行ったが、今年度はシミュレーション手法の改良やシミュレーションから生成されたSAR画像を用いて解析アルゴリズムの検証などを行った。
シミュレーション手法の改良については、これまでは航空機搭載のL-band SARを想定してシミュレーションを行っていたが、衛星搭載のX-band SARを想定したシミュレーションのパラメータ設定や、さらに干渉型合成開口レーダ(InSAR : Interferometric Synthetic Aperture Radar)へのシミュレーションの基礎開発に取り組んだ。
また、アルゴリズム検証に関しては、従来までに提案された波高を推定するアルゴリズムの検証を行った。シミュレーションにより生成された規則的な波浪のSAR画像に対して波高推定アルゴリズムを適用することで解析結果の推定精度を評価した。これは海面観測アルゴリズム開発支援ツールとしてのシミュレーション活用例の一つとして行った。
実際の海域におけるSAR画像解析にも取り組み、昨年度から引き続き海面におけるSAR画像の映像メカニズムを検討した。特に沿岸域における波浪について実際のSAR画像での映像メカニズムを対象とした。SARで波浪観測を行う際に、SARの進行方向と波浪の向きなどの影響を含めて、SARによって波浪を観測することに適した条件について検討を行った。それに加えて、従来までに提案された波高推定アルゴリズムを実際のSAR画像に適用し、他の観測機器から得られたデータを参照しながら解析方法や解析精度について検証し、実際のSAR画像に含まれるノイズなど解析上の問題点について考察を行った。

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Evaluation of Wave Height Retrieval Algorithm for Ocean SAR Image by Using Numerical Simulation2013

    • 著者名/発表者名
      Takero Yoshida, Chang-Kyu Rheem
    • 学会等名
      4th Asia-Pacific Conference on Synthetic Aperture Radar (APSAR 2013)
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県つくば市)
    • 年月日
      20130923-27
  • [学会発表] Research on SAR Imaging Mechanism for Ocean Wave Propagating in Azimuth Direction by Using Numerical Simulation2013

    • 著者名/発表者名
      Takoro Yoshida, Chang-Kyu Rheern
    • 学会等名
      OCEANS' 13 MTS/IEEE Bergen
    • 発表場所
      Norway, Bergen
    • 年月日
      20130610-13

URL: 

公開日: 2015-07-15  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi