研究課題
皮膚gdT細胞の組織間循環動態と獲得免疫における役割■背景と問題点 gd T細胞は細菌感染時における皮膚局所の自然免疫応答に重要な細胞である。一方、獲得免疫の場であるリンパ節にもgdT細胞は存在する(Sumaria et al. J Exp Med. 2011)。しかしながら、皮膚gd T細胞とリンパ節gdT細胞の循環動態とその関係性、及び皮膚gdT細胞の獲得免疫に対する作用はほとんどわかっていなかった。■研究方法 カエデマウス(紫外線照射により生体において細胞を蛍光ラベルできる)の皮膚にBCGを感染させ、皮膚gdT細胞のリンパ節への循環動態を解析した。また循環gdT細胞のリンパ節における機能解析を行った。■研究経過及び得られた結果 皮膚に抗原が侵入するとgdT細胞は皮膚からリンパ節へ移動し、樹状細胞を活性化することで、間接的にT細胞分化を調整することが明らかになった。これは皮膚炎の局所治療により全身性の感作も制御できる可能性を示唆している。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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