今後の研究の推進方策 |
引き続き、京都大学の所蔵する豊富な史料を基礎にしつつ、併せて海外での史料調査も行い、研究遂行に必要な史料の収集と分析を進める。特に, 中華民国時期の政治思想において大きな意味を持った、煩悶の具体的様相について、『学生雑誌』をはじめとする雑誌の検討を通じ、解明を目指す。その成果の一端を、「「良師益友」楊賢江と煩悶青年――『学生雑誌』から見る1920年代中国精神史の一側面」(京都大学人文科学研究所共同研究班現代中国文化の深層構造、2014年5月30日予定)と題して, 報告の予定である。
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