研究課題
【目的】時間と共に変化するデータから、時間情報に関する特徴を抽出し、情報検索に応用する。【内容】上記目的を達成するため、文書が作成された時間が付与されたWebデータを用いた時間情報に関する特徴の生成と情報検索への応用について研究を行った。Web上では、興味深い出来事が発生すると多くの人々がリアルタイムにその出来事について言及する性質がある。例えば、ある地域で地震が起こると、ほぼ同時にその地域付近に住む人々が身の回りの状況を報告・共有するために「地震 ○○市(地域名)」「地震 被害」「○○市(地域名)避難所」などのキーワードを含む文書を作成したり、地震に関する情報を集めるため、同様のキーワードを用いて検索を行う傾向がある。このWeb上でのリアルタイム性により、検索キーワードや文書および検索結果のクリックデータに付与されたタイムスタンプを見ることで、特定の出来事がいつ発生したかを知ることができる。本年度の研究では、このWebの時間的特性を利用することで、検索データのタイムスタンプからユーザがいつの情報を欲しがっているかを推定し、過去と現在の情報を区別することにより、特定の時間に紐付いた情報の検索を行った。【意義】時間情報を考慮したWeb情報検索の検索性能が向上すれば、常に膨張し続ける広大なWebの中からユーザの意図する特定の時間に関連する情報をより正確に検索できるようになる。
1: 当初の計画以上に進展している
(抄録なし)
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (2件)
情報処理学会論文誌データベース
情報処理学会論文誌
巻: 55 ページ: 1585-1594
The 8th International AAAI Conference on Weblogs and Social Media (ICWSM 2014)
The 9th Asia Information Retrieval Societies Conference (AIRS 2014)
ページ: 476-487
10.1007/978-3-642-45068-6_41
The 22nd ACM International Conference on Information and Knowledge Management (CIKM 2013)
ページ: 439-448
10.1145/2505515.2505701
The 35th International ACM SIGIR Conference on Research and Development in Information Retrieval (SIGIR 2013)
ページ: 809-812
10.1145/2484028.2484143