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2014 年度 実績報告書

イネの花粉形成過程におけるタペート細胞の動態とその役割

研究課題

研究課題/領域番号 12J04382
研究機関東京大学

研究代表者

松尾 優一  東京大学, 農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードタペート細胞 / 花粉母細胞 / セルロース / 細胞壁 / 不稔
研究実績の概要

昨年度までにシロイヌナズナを用いたタペート細胞および花粉母細胞の形成機構の解析を行った。今年度はこの結果を取りまとめて、国際学会においてポスター発表を行った。また、シロイヌナズナのタペート細胞および花粉母細胞で起こるセルロース性細胞壁の分解は、イネにおいても起こることが分かっている。花粉母細胞における細胞壁分解酵素の発現量を調べるために、イネの花粉母細胞を生きたまま単離する系を確立した。さらに、単離・回収した花粉母細胞からのRNA抽出に取り組んだ。今年度の研究では発現解析に十分な量のRNAを抽出することができなかったが、予備実験の結果から花粉母細胞の細胞壁がRNA抽出の障壁となっている可能性があることが明らかになった。
また昨年度までの解析によって、葯の極めて特異的な細胞で発現する細胞壁分解関連遺伝子が一つ発見されていた。35Sプロモーター下でRNAiによってこの遺伝子をノックダウンした形質転換体のうち一部の個体が不稔を示すことが明らかになっていた。今年度はこの遺伝子についてさらに解析を進めた。この遺伝子を35Sプロモーター下でRNAiによってノックダウンするプラスミドを、昨年に引き続き野生型植物に形質転換した。抗生物質を用いた選抜と表現型の観察を行ったが、今年度は不稔を示す個体は出現しなかった。35Sプロモーターでノックダウンするプラスミドを形質転換した植物の一部の個体しか不稔を示さないことから、より詳細にこの遺伝子の機能を調べるために、自身のプロモーター下でこの遺伝子をRNAiによってノックダウンするプラスミドを作製した。RNAi用のプラスミドは反復配列を含み取扱いが難しかったため、MultiSite Gatewayシステムを利用することでプラスミドを作製した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Distribution of cellulosic wall in the anthers of Arabidopsis during microsporogenesis.2014

    • 著者名/発表者名
      Yuichi Matsuo, Shin-ichi Arimura, Nobuhiro Tsutsumi
    • 学会等名
      International Conference on Arabidopsis Research
    • 発表場所
      バンクーバー(カナダ)
    • 年月日
      2014-07-31

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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