研究課題/領域番号 |
12J04750
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
呉 志鵬 東京大学, 大学院・情報学環・学際情報学府, 特別研究員(DC2)
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キーワード | アノテーション / 6次元ラベル / ノンフォトリアリスティックレンダリング |
研究概要 |
平成24年研究実績の概要 本研究では、我々は新しいメディアラベルとして6次元ラベルを提案した。6次元ラベルの適用によって、メディアファイルに含まれた豊富な情報の効果的分析・識別が可能になり、よりよいユーザ体験を提供することができる。個人写真/ビデオデータベース用の6次元ラベルを作るために、我々は現代社会において人々の生活に深く関っていくと思われるソーシャルネットワークを導入した。 平成24年研究のキーポイントは: 1)ソーシャルネットワークアルバムに基づくユーザーデータアノテーション。 ・今年度は、ソーシャルネットワークアルバムに関する個人写真アノテーションに研究し、その成果を論文として発表した。この発表および論文では、これまであまり研究されることのなかったソーシャルネットワーク写真を主なデータとして用いて、まず(1)グラフ・ラーニングに基づく個人写真にラベルを注釈し、次に(II)「平方偏差最大化」を用いた(1)の出力より更に精確な結果が生成された。 2)コンピュータグラフィックスに基づく実写の画像に対し、誇張して画家が描いたような雰囲気をもつ油絵、漫画、素描の生成。 ・ノン・フォトリアリスティック・レンダリング、Non-Photorealistic Rendering)はコンピュータグラフィックスの1分野であり、「現実世界とカメラ」を真似させて、写真のような画像を得る技術です。本研究で目指したのは,ユーザの補助入力が不要な完全に自動的なノンフォトリアリスティックレンダリング手法の開発である。今年度は、漫画画像に変換するについて、我々は新しい手法を提案された。その成果とデモシステムを論文として国際会議に投稿しました。(ビデオデモンストレーションhttp://youtu.be/dYQYTpTnm4k)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
去年の計画より、ノンフォトリアリスティックレンダリングに基づく画像変換という新しい提案を追加しました。その上、漫画や素描など様々な絵画に対応し、デモシステムとして実装しました。
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今後の研究の推進方策 |
近年マルチメディアとコンピュータサイエンスの急速な進展に伴い、個人写真やビデオデータの量が急増、個人フォトコレクションの分析と可視化は重要な課題の一つとなっている。このため、我々は新しいメディアラベルとして6次元ラベルを提案した。今後の研究の推進について、下記の要点がある。 1)更に精確な個人写真アノテーション。 2)ノンフォトリアリスティックレンダリングに基づく高速な画像処理システム。 3)画像だけでなく、ビデオも含みのユーザメディアの分析と可視化。
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