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2014 年度 実績報告書

リフレクタンス情報に基づくレーザスキャナの高機能化

研究課題

研究課題/領域番号 12J06404
研究機関九州大学

研究代表者

大石 修士  九州大学, システム情報科学研究院, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード3次元モデリング / レーザスキャナ / リフレクタンス画像
研究実績の概要

土木建築分野や文化財保護で利用されているパルス投射型Time-of-Flight式レーザスキャナは,距離計測の副産物としてレーザ光の反射強度画像(リフレクタンス画像)を得ることができる.そこで本研究では,レーザスキャナにより得られる距離情報とリフレクタンス画像を相補的に利用し,3次元計測の高機能化を図る.本年度は下記の項目に取り組んだ.

【3次元モデルの彩色】本研究では,カラー画像とリフレクタンス画像の局所領域の共起性に基づき,リフレクタンス画像を直接カラリゼーションすることで表面色を推定し,3次元モデルの自動カラー化を実現する新たな彩色手法を提案する.本年度は,これまでに提案した3次元モデルのカラリゼーション手法の彩色精度を定量評価するため,テクスチャマッピングにより生成された3次元モデルを正解データとする比較実験を行った.提案手法とテクスチャマッピングによる彩色結果に大きな色度差がないことを示し,提案手法の有用性を確認した.

【3次元物体認識】本研究では,レーザスキャナから通常得られる形状情報に,見えの情報(リフレクタンス画像のテクスチャ情報)を組み合わせた新たな物体認識手法を開発する.本年度は,まず昨年に引き続き,レーザスキャナにより計測された3次元環境地図中の各物体にラベルを付加するセマンティックラベリングのための特徴量開発を行った.提案した3DGHOGは,2次元画像特徴量であるHOGを物体の形状に沿って3次元へ射影するものであり,実験を通して提案特徴量の有効性を確認した.また,提案特徴量の識別精度を評価するため,RGB-Dカメラにより取得された距離画像とテクスチャ画像の組からなる大規模データベースを用いた3次元物体認識の実験を行い,テクスチャ・距離情報のみを用いたHOG・HONV特徴量と比較して,より高い識別能力を有していることを示した.

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Manual/Automatic Colorization for Three-Dimensional Geometric Models utilizing Laser Reflectivity2014

    • 著者名/発表者名
      Shuji Oishi and Ryo Kurazume
    • 雑誌名

      Advanced Robotics

      巻: Volume 28 ページ: 1617-1635

    • DOI

      10.1080/01691864.2014.968616

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 3次元空間における物体の形状と見えを記述した特徴量の評価実験2014

    • 著者名/発表者名
      近藤 直明, 大石 修士, 岩下 友美, 倉爪 亮
    • 学会等名
      第32回日本ロボット学会学術講演会
    • 発表場所
      九州産業大学
    • 年月日
      2014-09-04 – 2014-09-04
  • [学会発表] レーザスキャナによる3 次元形状と見えに基づくセマンティックラベリング2014

    • 著者名/発表者名
      近藤 直明, 大石 修士, 岩下 友美, 倉爪 亮
    • 学会等名
      日本機械学会ロボティクスメカトロニクス講演会2014
    • 発表場所
      富山国際会議場
    • 年月日
      2014-05-26 – 2014-05-26
  • [備考] 個人ページ

    • URL

      http://www.aisl.cs.tut.ac.jp/~oishi/index.html

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公開日: 2016-06-01  

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