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2013 年度 実績報告書

ドレルヤン実験による大きなBjorken-xでの核子内のフレーバー非対称性の測定

研究課題

研究課題/領域番号 12J09786
研究機関東京工業大学

研究代表者

サンフトゥル フロリアン  東京工業大学, 大学院理工学研究科(理学系), 特別研究員(DC2)

キーワードproton structure / track reconstruction / pattern recongnition
研究概要

柴田研究室は、E-906/SeaQuest実験の飛跡再構成のための検出器を担当している。2012年の春に、アメリカフェルミ国立加速器研究所の加速器からSeaQuest実験のスペクトロメータに初めて120GeVの陽子ビームが供給された。Run-1と呼ばれる2ヶ月に及んだ検出器の試運転は2012年の5月に完了した。
2012年の研究課題は、飛跡再構成の検出器とdi-muonの飛跡再構成についてである。ビーム強度が不安定であり、更に同時ヒット数が非常に多いため、パターン認識の新しい手法を開発していて、全体の飛跡再構成に実装しているところである。
スペクトロメータの性能を評価するためにJPsiの統計量を増やす必要がある。私はそのため、新しいパターン認識の手法を開発した。この手法は、全体の飛跡再構成に適するドリフトチェンバーのヒットを選び出すために用いられた。結果として私はJPsiの統計量を2.4倍に増やすことに成功した。また得られたJPsiの不変質量(2.938±0.020) GeV/c^2と幅(0,205±0.019) GeV/c^2は極めて大事な結果であり、初めてスペクトロメータが期待された通りの性能を有していることを確認できた。

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

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公開日: 2015-07-15  

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