• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実績報告書

新規非コードRNAによるRNA干渉制御メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 12J10400
研究機関東京大学

研究代表者

松浦 絵里子  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードmiRNA / GW182 / ショウジョウバエ
研究実績の概要

平成27年度は主にmiRNAの遺伝子抑制機能において重要な役割を果たすGW182因子の解析について注力したので、その実施状況を報告する。
前年度、作出に成功したgw182欠損変異体の解析を行った。gw182欠損変異体は、2齢幼虫で成長が止まり、致死となる。miRNA標的遺伝子の発現変動の確認と致死の原因となる遺伝子の探索のため、RNAシークエンス解析を行った。その結果、コントロールと比較してgw182変異体で2倍以上の発現上昇を示したmRNA群に、特定のmiRNAの標的配列を有するmRNAが濃縮されていることが判明した。したがって、ショウジョウバエ個体内において、GW182は真にmiRNAの機能を担っていることが示唆された。一方、コントロールと比較しgw182変異体で発現が優位に減少している遺伝子群には幼虫の表皮を形成する遺伝子群の多くが含まれていた。このことから、表皮の形成不全がgw182欠損変異体の致死性の一端であると推測された。今後、gw182遺伝子変異体で発現上昇が認められたmiRNAの標的遺伝子と表皮形成に必須の遺伝子群との関係を調べ、GW182の分子機能と表皮形成との関係を解明していく。
また、現在、生体内でmiRNAの遺伝子抑制活性を評価する系を構築することを計画しており、その準備段階として、miRNAのレポーター遺伝子系統作出の準備やgw182遺伝子の一部欠損変異体などの作出を行った。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Analysis of the in vivo function of GW182 in Drosophila melanogaster2016

    • 著者名/発表者名
      松浦絵里子、泊幸秀
    • 学会等名
      Keystone symposia (Small RNA silencing)
    • 発表場所
      コロラド、USA
    • 年月日
      2016-01-24 – 2016-01-28
    • 国際学会
  • [学会発表] ショウジョウバエ個体を用いたgw182遺伝子の機能解析2015

    • 著者名/発表者名
      松浦絵里子、泊幸秀
    • 学会等名
      RNAフロンティアーミーティング
    • 発表場所
      タカミヤヴィレッジホテル樹林(山形県・山形市)
    • 年月日
      2015-12-08 – 2015-12-10

URL: 

公開日: 2016-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi