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2001 年度 実績報告書

琉球語与論方言の音声の緊急調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 13019209
研究種目

特定領域研究(A)

研究機関沖縄国際大学

研究代表者

高橋 俊三  沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (40088779)

キーワード危機言語 / 琉球語 / 与論方言 / 方言の録音 / 音声データ
研究概要

研究代表者の高橋俊三と研究協力者の菊千代とによる『琉球語与論方言辞典』(草稿)に記載されている全ての単語(約16000語)および例文をデジタル録音して、永く保存できるようにするのが目標である。ゆくゆくは、コンピュータの音声データベースにして、だれでもすぐ希望の単語と例文が聞けるようにする予定である。
今年度も昨年度同様に、まず『琉球語与論方言辞典』の記載語彙の補充をし、アクセントの記載をし、説明を精確にし、例文を自然な文にし、より十全な台本を作るべく、高橋が与論に出かけていって調査した。この調査の結果を大学でコンピュータに入力し、方言録音の台本として3部プリントアウトした。これを見ながら菊氏が自然な会話に近い状態で読み、その音声をデジタル録音した。研究協力者の仲間恵子が、録音機器を与論に持って行き、菊氏宅で録音をした。仲間は台本の1部を見ながら録音中の音声を聞き、騒音が入ったり、菊氏が飛ばし読みをしたりした場合に、その部分をもう一度読み直すように依頼した。そして、それらのことをもう1部の台本に記録して、今後のテープの編集に備えた。以上の作業が五十音順のホの部まで終了した。
なお、『琉球語与論方言辞典』は共通語索引を作製する段階に入っており、その作業を通して、与論方言の語彙論的特徴が明らかになってきた。それらを「与論町東区方言の漁業語彙」「与論町東区方言の海洋動物語彙」と題して、発表した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高橋俊三, 菊 千代: "与論町東区方言の海洋動物語彙"琉球語の消滅の危機に瀕した方言に関する調査研究. 1-53 (2002)

  • [文献書誌] 高橋俊三: "『英琉辞書』における動詞の活用の型"沖縄国際大学日本語日本文学研究. 第9号. 13-29 (2002)

  • [文献書誌] 高橋俊三: "『拾口』にける動詞の形態"南島文化. 第23号. 71-88 (2001)

  • [文献書誌] 高橋俊三, 兼本 敏: "『拾口』の翻字および注釈"沖縄国際大学総合学術紀要. 第5号. 117-180 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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