2002年12月に刊行された『上海博物館蔵戦国楚竹書(二)』が収録する戦国楚簡の研究を進め、2004年4月に台湾大学東亜文明研究センターが開催した「上博簡與出土文獻研究方法學術研討會」に参加して、「上博楚簡《魯邦大旱》的「名」」と題する発表を行った。また同研究センターより寄稿を求められ、論文「黄帝書《十六經》的宇宙生成論」を提出、現在同センターで刊行準備中である。2003年12月に刊行された『上海博物館蔵戦国楚竹書(三)』が収録する戦国楚簡の研究をも進め、2004年8月に北京・清華大学が開催した「多元視野中的中国歴史-第二届中国史学国際会議」に参加し、「上博楚簡《恆先》的道家特色」と題する発表を行った。この論文と「上博楚簡《魯邦大旱》的刑徳」の2本は、北京・清華大学の雑誌『清華学報』社科版2005年3期に掲載の予定で、現在印刷中である。2004年12月、台湾・清華大学の雑誌『清華學報』33巻第2期に論文「上博楚簡《容成氏》中的襌讓與放伐」が掲載された。 2004年8月に岩波書店から『諸子百家<再発見>』を刊行した。2004年12月に台湾の萬巻樓から郭店楚簡と上博楚簡の研究論文8本を収めた研究書『戰國楚簡研究』を出版した。2004年12月に『中国研究集刊』36号に論文「上博楚簡『容成氏』における禅譲と放伐」と「上博楚簡『魯邦大旱』における刑徳論」が掲載された。2005年1月に『早稲田大学長江流域文化研究所年報』に論文「上博楚簡『恆先』の道家的特色」が掲載された。2005年3月に『国語教育論叢』14号に論文「上博楚簡『魯邦大旱』における「名」」が掲載された。2005年4月に汲古書院から編著『竹簡が語る中国古代思想』が刊行される予定である。2005年3月に台湾大学の国際学会で「上博楚簡《相邦之道》的整體結構」と題する発表を行った。
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