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2002 年度 実績報告書

東アジア出版文化の研究-調整班(F01)出版交流

研究課題

研究課題/領域番号 13021220
研究機関富山大学

研究代表者

鈴木 信昭  富山大学, 人文学部, 教授 (50206512)

キーワード東アジア出版文化 / 中国医薬書
研究概要

平成14年度においては、調整班(F)出版交流は、総括班の活動を支援するために5月18日並びに9月27日・28日の調整班代表者会議に出席して総括班との連絡・調整に務めた。さらには、同代表者会議では、他調整班代表者と話し合い、各班の研究が円滑に運営されるよう調整を行い、各調整班の研究会を支援していった。
さらに、調整班(F)では、中国文学・中国思想・中国言語・中国医薬文献学・朝鮮史などを専攻する研究者が集い、各地域を主舞台にくり広げられた出版交流をテーマにして研究活動を行ったが、今年度は特に、中国医薬書の出版とその流伝を中心とした研究会を開催して、出版交流研究の一端を明らかにした。研究会で発表された内容は次の通りである。(1)「朝鮮に伝来した『両儀玄覽圖』」(鈴木信昭、富山大学人文学部)、(2)「中国古代医学受書儀式的意義及変遷」(李建民、台北・中央研究院歴史語言研究所)、(3)「日本蔵中国散佚古医籍中的新発現」(鄭金生、北京・中国中医研究院医史文献研究所)、(4)「中国に環流した日本所伝の中国古医籍」(真柳誠、茨城大学人文学部)。本研究会では、台湾・中華人民共和国から、中国医薬文献学研究の第一人者を招いて研究成果を発表してもらったが、それと同時に、両国における研究の状況や問題点などについても話していただき、今後の研究に資するところが多かったと考えられる。
なおこうした研究会の開催と共に、調整班員は、常時連絡をとりながら研究を進め、研究情報の交換や資料収集の便宜をはかるよう務めてきた。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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