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2001 年度 実績報告書

中国における印譜の成立とその展開

研究課題

研究課題/領域番号 13021242
研究種目

特定領域研究(A)

研究機関二松学舎大学

研究代表者

高山 節也  二松学舎大学, 文学部, 教授 (80136580)

キーワード印譜 / 篆刻 / 古璽 / 文化史 / 出版史 / 書誌学 / 目録 / 解題
研究概要

今年は個々の印譜について、東京近郊および一部九州地区において調査を実施し、印譜研究のための書誌的底辺を確立する作業を集中的に実施した。また九州地区調査中に発見された数百点にのぼる未整理漢籍についても、印譜を含む可能性もあり、今回の領域研究全般にわたる、文献資料の条件整備に貢献しうる作業として、これらの全面調査と整理を実施し、現在も継続中である。
今年度調査実施の機関は以下のとおりである。宮内庁書陵部12点国立国会図書館15点国立公文書館内閣文庫24点国立国会図書館支部東洋文庫22点三康文化研究所三康図書館1点静嘉堂文庫7点東京国立博物館3点東京大學総合図書館25点東京大學東洋文化研究所12点東京都立中央図書館25点麗澤大学広池文庫4点早稲田大学中央図書館30点九州大学文学部1点多久市郷土資料館1点祐徳神社博物館4点長崎県立図書館・諫早市立諫早図書館1点である。諫早文庫未整理漢籍の調査は、現在目録第一原稿が完成しており、今年夏には最終原稿完成の予定である。なお、調査済みの印譜については、現在個々に書誌的確認作業を実施中であるが、その一部については、平成13年6月17日第一回研究集会において、「集古印譜」と「蘇氏印略」と題して、口頭発表をおこなった。またそのうち「蘇氏印略」については、本年夏に発行予定の研究報告論文集に掲載すべく、原稿をすでに完成して編集部に送付済みである。
またこれまで書詩的に印譜をあつかう方式が確立されていなかった点に鑑みて、これまで調査した知見に基づいて印譜調査のマニュアルを作製し、「中国印譜」-整理の要点と指針-と題して、二松学舎大学人文論叢第68輯(平成14年1月10日発行)誌上に発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高山節也: "「中国印譜」-整理の要点と指針-"二松学舎大学人文論叢. 68輯. 186-206 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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