2002年11月15日(金)、国際シンポジウム「モンゴルの出版文化」を大谷大学においてD班・G班共同で開催し、G班より栗林均氏、松川、D班より森田憲司氏、中見立夫氏、樋口康一氏、本科研より庄垣内正弘氏が発表したほか、ロシアより本科研により招聘したウスペンスキー氏、中国より本科研により招聰したウルジー氏、ロシアよりツェレンピロフ氏(東北大学東北アジア研究センター)が発表を行なった。また、本科研より徳永洋介氏、評価委員の竺沙雅章氏が参加し、さらに、森安孝夫氏、松井太氏、金文京氏、二木博史氏、岡田和行氏、池内功氏、櫻井智美氏、宮紀子氏、海梅氏、西村多恵氏、杉山志郎氏、青戸由佳氏、山本明志氏、嘉木揚凱朝氏、サインチョクト氏、川澄哲也氏、越智サユリ氏、田中福太郎氏、風戸真理氏、桂華淳祥氏、藤原崇人氏、箕浦暁雄氏、朴昶突氏、神崎元宏氏が参加した。発表題目は以下のとおりである。 第1部 東アジアにおけるモンゴルの出版文化(司会:栗林均) 1.和刻本事林広記から見たモンゴル支配下中国の出版(森田憲司) 2.モンゴル出版史における木版印刷の道程(ウルジー・松川節) 第2部 言語文献学から見たモンゴルの出版文化(司会:松井太) 3.『元朝秘史』におけるモンゴル語と漢語の人称代名詞の対応(栗林均) 4.モンゴル語仏典Lalitavistaraにみられるウイグル語の影響(庄垣内正弘) 5.ブリヤートにおけるモンゴル研究(N.V.ツィレムピロフ) 6.モンゴル語木版仏典における諸問題(樋口康一) 第3部 近代モンゴルにおける出版(司会:森田憲司) 7.18世紀から20世紀初頭にサンクトペテルブルクで出版されたモンゴル語書籍(V.L.ウスペンスキー) 8.近代モンゴルにおける"新聞"--その意味と保存状況--(中見立夫)
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