研究課題/領域番号 |
13123204
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松浦 好治 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40104830)
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研究分担者 |
進藤 兵 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (20242050)
佐藤 安信 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (90313981)
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キーワード | アジア法整備支援 / 支援評価 / JICA / SIDA / 年次協議 / 参加型評価 |
研究概要 |
計画研究C1「法整備支援の手法と評価に関する理論研究」の研究実績の概要は、以下のとおりである。 (1)本年度は、対外支援の有効性を図るためにこれまで用いられてきた手法の特定とその長所・短所を分析して特定する準備作業を行った。具体的には、国際協力事業団(JICA)の採用している評価手法の確認作業から開始した。JICAの手法の中に「参加型」評価と呼ばれる手法が導入されつつあること、その特徴についての資料収集と、理解を深めた。 (2)スウェーデンの支援機関であるSidaについても研究の一環として2001年度に訪問調査を行った。それによって収集した評価に関する資料の分析作業を始めつつある。 (3)名古屋大学が関係しているベトナムに対する法整備支援事業に関連して2002年1月にベトナムで日本側とベトナム側の間で年次協議が行われた。この年次協議は、当該年度の支援事業の評価を中核としており、その現地調査に参加し評価のプロセスの流れを直接観察した (4)2002年2月16-17日に名古屋大学で開催された「21世紀中央アジアにおける体制転換と法-法整備の現状と課題-」では、中央アジア3カ国の法整備への需要の大きさが明らかになっただけでなく、「有効かつ効率的な支援」のための評価方法についても意見を交換した。
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