研究課題/領域番号 |
13123204
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松浦 好治 名古屋大学, 法政国際教育協力研究センター, 教授 (40104830)
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研究分担者 |
進藤 兵 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (20242050)
佐藤 安信 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (90313981)
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キーワード | 法整備支援 / 国際援助機関 / 司法統計 / 世界銀行 / JICA / 評価手法 / 外部評価 / 国際研究者交流 / 多国籍 |
研究概要 |
世界銀行やアジア開発銀行など多くの国際支援機関は、その事業が効率的に行われていることを確認評価し、その後援助プロジェクトの質を向上させるための評価プログラムをそれぞれ用意している。今年度は、世界銀行、アジア開発銀行、国連開発計画、JICA、スウェーデンのSidaなどの援助機関が評価に関連してどのようなアプローチを採用しているのかに関して、聞き取り調査及び文献調査を行った。これらの調査の報告は、それぞれ文書として蓄積されつつある。 また、支援対象国で実際に実施された評価活動に参加し、そこから評価の実態や有効性を考えるという観点から、今年度は、JICAのベトナム法整備支援、第2フェーズ終了評価の企画立案にアドバイザーとして参加する一方、現地における評価自体にも参加して、検討を行った。 評価枠組みの多様性を研究の射程に取り込むため、法整備支援以外の事業にも検討の範囲を拡大した。高等教育機関の外部評価は、法整備支援とは直接関係しないが、その評価手法は、法整備支援評価についても転用できると思われるので、イギリスにおける大学評価の手続き、その有効性についても、現地調査に参加する一方、資料の検討を進めた。日本の学位授与機構の行う評価手法についても比較の観点から概観を行った。 評価の基礎となるデータの整備も重要であり、世界銀行が作成中の世界の司法と法運用の実態を統計情報から明らかにするプロジェクトにも参加し、データの収集作業を進めている。
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