研究概要 |
本年は以下の諸点について,研究,開発を行なった。 ・ロシア語による法律ページ検索サイトシステムの性能向上:初期システムのスループットが低く,収集効率が悪かったのを改善した。 ・インターネット経由のインタラクティブTV会議システムの構築:世界的にインターネットが普及し,能率も向上している事に鑑み,遠隔地とのリアルタイムでのコミュニケーションを図り,助言等を簡単に行なうためのシステムを構築した。これは隔間での法学教育にも利用できる。 ・遠隔法学教育システムの研究:遠隔教育システムとくに協調学習システムについて研究した。 ・法学教材作成技術の向上:遠隔地に配信する法学教材,資料,授業ビデオなどの高度化をめざしたコンテンツ開発技術について修得した。 ・ウズベキスタン,タシケント法科大学日本法センター設置協力:昨年度基本設計を行なった,マルチメディア遠隔教育システムの設置について,これを現地日本大使館の要請に応じ具体化し,導入した。 ・情報収集するサイトを決定するアルゴリズムにSupport Vector Machine (SVM)とよばれる先進的な手法を用いてデータ収集や検索の効率化を図るためのシステムの研究を行った。SVMを実際にシステムに組み入れるには、膨大な量の情報に対してその有効性を検証する必要がある。その今年度はSVMの有効性を効率的に判定するシステム開発を行った。
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