研究課題/領域番号 |
13124101
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤田 博之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90134642)
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研究分担者 |
庄司 習一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (00171017)
北森 武彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60214821)
高木 誠 九州大学, 工学研究院, 名誉教授 (90037739)
寺部 茂 姫路工業大学, 理学部, 教授 (50115888)
増原 宏 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60029551)
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キーワード | マイクロマシン / 流体 / ナノバイオ / 細胞利用センシング / 細胞培養 / 表面処理 |
研究概要 |
平成13年度から平成15年度にわたって特定領域B「マイクロケモメカトロニクスの創成」を行った。研究成果をとりまとめ、報告書を刊行する他、公開シンポジウムを開催して成果の普及に努めることを目的とした。この特定領域研究では、ミクロの流路や反応容器の中で様々のバイオ・化学プロセスを実現し、これら単位プロセスを集積したマイクロ化学システムをチップ上に作ることを目標に、超微細加工技術を持つ電気・機械系の研究者と、液相微小空間の化学に精通した化学・バイオ系の研究者が共同して研究を行った。 1.報告書の作成 特定領域の共同研究者に呼びかけ、これまで3年間に得られた成果をまとめた報告と、学術雑誌等に発表した論文を集めた報告書を作成し、関連の研究者に配布した。 2.単行本の刊行 マイクロ化学システムを実現するためには、化学・バイオ分野に止まらず、半導体微細加工や超精密機械加工技術や微小空間における液体の反応化学など他の多くの理工学分野の知識と技術が必要である。このため、これらの技術を易しく、かつ体系的にまとめた単行本を「マイクロ化学チップの技術と応用」と題して刊行した(文献リスト参照)。この本は、半年の間に重版となるほど、広く読まれている。 3.公開シンポジウムへの参加 2005年3月にパリのCNRS(フランス科学研究センター)本部で開催された「マイクロ・ナノシステムに関するシンポジウム」に本研究に関する北森、馬場、藤田が参加し、本研究の成果を含めて発表を行った。
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