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2002 年度 実績報告書

ナノ空間制御によるレドックス誘起システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 13128101
研究機関大阪大学

研究代表者

平尾 俊一  大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90116088)

研究分担者 原田 明  大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80127282)
岡本 佳男  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60029501)
伊藤 嘉彦  京都薬科大学, 薬学部, 教授 (40026018)
村井 眞二  科学技術振興事業団研究成果活用プラザ大阪, 館長 (00029050)
国武 豊喜  北九州市立大学, 工学部, 教授 (40037734)
キーワードナノ空間 / 空間制御 / レドックスシステム / 集積化 / 高次組織 / レドックス機能 / 組織化 / 錯形成
研究概要

本研究では、レドックス機能を如何に制御し誘起するか、また、不斉環境を含めレドックス部位をどのように制御配置するかについて独創的考察を行うことで、レドックスシステムを分子レベルで設計・合成するとともに、そのシステムを用いた動的機能発現に関する研究を展開した。分子や金属の特異的機能や構造の複合化、次元設計された単位構造の組織化や集積化、生体分子系・超分子系・動的錯体系との融合化をナノ空間で行った。この空間制御に基づき、三つの系の特性や機能を超えたレドックス誘起システムを創成した。高次構造である共役系、ネットワーク、らせん、超分子、抗体などを関係させ、それら空間場の特徴を駆使したレドックスシステムが構築された。
本特定領域研究に関するホームページを設定し、メンバー間の情報伝達に役立てるとともに、情報をニュースレターを介し一般にも公開している。今年度は中間ヒアリングを受けた。第二回公開シンポジウムは日本化学会秋季年会のセッションとして、平成14年9月26日大阪大学豊中キャンパスで開催し、研究代表者が研究成果を報告した。同時に、第三回総括班会議を行い、評価班として蒲池、国武、伊藤、岡本各委員が参加した。研究代表者が研究進捗状況を報告し、ヒアリングの結果について議論した。また、ワークショップを平成15年2月24日、大阪府立大学で開催した。伊藤、岡本委員と米国、ドイツ、オランダからの外国人講演者4名、計6名の講演があり、今後の研究展開に重要な情報が得られた。設備備品としては、レーザーイオン化飛行時間型分析装置を購入した。大阪大学理学研究科に設置し、メンバーの研究の展開に寄与した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Toshikazu Hirao: "Conjugated Systems Composed of Transition Metals and Redox-Active π-Conjugated Ligands"Coord. Chem. Rev.. 226(1). 81-91 (2002)

  • [文献書誌] Toshikazu Hirao: "Conjugated Complex System Composed of Quinonediimine Unit"Macromol. Symp.. 186. 75-80 (2002)

  • [文献書誌] 原田 明: "超分子ポリマーの設計と合成"化学と教育. 50. 86-88 (2002)

  • [文献書誌] 高田十志和: "インターロック構造を鍵とする材料"未来材料. 2[11]. 10-15 (2002)

  • [文献書誌] 高田十志和: ""硬軟可変な"共有結合による超分子の構築-イミン結合を用いた合成-"化学. 57(4). 72-73 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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