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2001 年度 実績報告書

行列模型を用いた超弦理論の非摂動効果の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13135224
研究種目

特定領域研究(B)

研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

菅原 寛孝  高エネルギー加速器研究機構, 機構長 (70015767)

研究分担者 石橋 延章  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (70211729)
北沢 良久  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (10195258)
湯川 哲之  総合研究大学院大学, 教育研究交流センター, 教授 (20110091)
青木 一  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (80325589)
磯 暁  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (20242092)
キーワード行列模型 / 超弦理論 / 量子重力
研究概要

湯川は、4次元単体分割したユークリド重力を数値的に調べ、連続極限が存在することを確かめた。
磯は、行列模型の拡張について考察した。まず、IIB行列模型の自然な拡張として超対称リー代数を使った行列模型を提唱しIIB行列模型ではグローバルな対称性でしがなかったSO(10)をローカルな対称性としてもつ行列模型を考察した。またオービフォルド型の行列模型も提案した。この模型は、4次元でカイラルフェルミオンをもち、しかも世代数が3になるなど素粒子標準模型とのつながりが強い。
石橋は、メンブレーンの世界体積上の理論を摂動論的に調べ、臨界次元が導出できるかどうかを議論した。臨界次元はnondegenerateなinduced metricを与えるようなbackgroundの周りで摂動論を展開する限り導出できないことを示した。また,メンブレーンの理論をdimensional reductionすることによって得られるシルト型の弦理論について調べ臨界次元が26であることを確かめた。
北沢は、行列模型及び非可換時空上のゲージ理論のゲージ不変なオブサーバブルであるWilson lineの研究を推進した。具体的には、相関関数の高エネルギー領域における研究、超重力理論による記述の可能性、閉弦的自由度との対応と閉弦理論のゲージ不変性の同定等を研究した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] H.Azuma, S.Iso, H.Kawai, Y.Onwashi: "Super Matrix Model"Nud. Phys. B610. 251-279 (2001)

  • [文献書誌] S.Iso, Y.Kimura, K.Tanaka: "NC Theory on Fuzzy Sphere"Nud Phys. B604. 121-147 (2001)

  • [文献書誌] A.Phav, Y.Kitazawa: "NC Theory, Open Wilson line, Closed string"JHEP. 0108. 044-055 (2001)

  • [文献書誌] M.Hayakawa, N.Ishibashi: "Perturbahre dynamics of bosonic membrane"Nud. Phys. B614. 171-194 (2001)

  • [文献書誌] T.Yukawa: "Cleav Evidence of a continuum theory of 4d Euclidean gravity"Nud. Phys, Suppl.. 106. 971-973 (2002)

  • [文献書誌] A.Dnav, Y.Kitazawa: "Loop 98 and Wilson line correlations in NC theory"Nud. Phys. B613. 105-126 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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