研究課題/領域番号 |
13136202
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
深尾 昌一郎 京都大学, 宙空電波科学研究センター, 教授 (30026249)
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研究分担者 |
津田 敏隆 京都大学, 宙空電波科学研究センター, 教授 (30115886)
古津 年章 島根大学, 総合理工学部, 教授 (00314617)
佐藤 亨 京都大学, 情報学研究科, 教授 (60162450)
小川 忠彦 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (60271607)
長澤 親生 東京都立大学, 工学研究科, 教授 (80145664)
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キーワード | 赤道大気 / 地球観測 / リモートセンシング / 大気・超高層物理学 / 国際協力 |
研究概要 |
本研究課題(総括班)の目的は、大気圏間の相互作用(上下結合)を究明する6計画研究項目の総括を行うことである。それぞれの計画研究項目は本質的に互いに深く関わり合うべきもので、各研究項目を有機的に組織化することが重要である。従って総括班では各研究項目のコーディネーションを第一の目的とする。次いで、大掛かりな設備である『赤道大気レーダー(EAR)』は大小二重の観測ネットワークの中核となることから、その観測計画の調整を第二の目的とする。その他、総括班は各計画研究項目の進捗状況を把握し、それぞれの研究項目解明の方向性・妥当性を検討・評価し、バランスの取れた研究計画推進の舵取りを行う。また本領域研究は、赤道インドネシア域を主舞台に実施され、米・豪・印大気レーダーネットワークとも共同研究を推進するため、これに必要な国際的対応の窓口となる。 今年度も昨年度に引き続き、6計画研究項目に共通した事項についての企画・調整・実施に当たった。『EAR』の観測モードや観測日時・観測時間長について、各研究項目の要望を調整し観測計画を立案した。7月と11月の2回・ホームページ上でそれまでの研究成果をまとめたニュースレターを発行し、9月には約1年間の研究成果をまとめた報告書を印刷刊行した。各研究項目の研究進捗状況の報告と今後の研究推進方法を議論するため、12月17日〜18日に京都大学宇治キャンパスにおいて公開ワークショップを開催し、その発表内容をまとめたプロシーディング集を印刷刊行した。今後は、本申請領域研究の一枢軸である米・豪・印大気レーダーネットワークとの有機的な共同観測を推進するため、緊密な国際協力を推進する。また、現在運用されている観測衛星との協同観測を推進するため、その国際対応にも当たる。
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