研究課題
本研究課題は、平成13〜18年度の6年間に赤道域大気の大気圏間の相互作用(上下結合)を究明することを目的として実施された科研費(特定領域研究)「赤道大気上下結合」の研究取りまとめを目的として実施された。個々の研究者によって論文発表が継続される一方、本課題においては、総括班会議を2回実施し、評価委員を加えた評価委員会を1回実施した。これらの議論を元に、研究成果をとりまとめた「最終報告書」を出版した。さらに9月20〜21日には東京国際交流館・プラザ平成(東京都江東区)において公開シンポジウムを250名以上の参加者を得て開催し、特定領域研究の意義と成果を広く一般の方々に伝えた。これらを通じて研究終了の評価への準備を進めた結果、10月22日に実施された事後評価において、最高位の「評価結果A+(期待以上の研究の進展があった)」を得た。事後評価に係る意見は以下の通りである。「本研究領域は、地球規模の気象・気候変動に重要な赤道域大気圏の現象を総合的に理解することを目指して、インドネシアに赤道大気レーダーなど様々な大気観測装置を集結した大気圏全層に渡る赤道大気観測拠点を構築した。インドネシア、及び諸外国との国際協力・共同での観測研究を良好に運営・進展させ、赤道大気現象に関し、詳細な観測的な実証や新知見を数多く提示した。この成果は、地球環境関連分野に大きな貢献をなすものと評価する。研究領域の発展・人材育成やインドネシアの科学発展など国際協力の点からもその貢献は大きい。成果の公表、普及へも積極的に取り組んできている。以上のことから、特定領域研究として大きな成果を上げたと判断する。今後、観測成果に基づいた赤道大気現象の理論的解明が進展すること、インドネシアの観測拠点を維持・発展させることを期待する。」本研究関係者はこの意見を尊重し、当該研究分野の一層の発展を期したい。
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すべて 雑誌論文 (24件) (うち査読あり 24件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)
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