研究課題/領域番号 |
13141202
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
園田 英一朗 京都大学, 医学研究科, 助教授 (50281093)
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研究分担者 |
榎本 武美 東北大学, 薬学研究科, 教授 (80107383)
大森 治夫 京都大学, ウィルス研究所, 助教授 (10127061)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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キーワード | 遺伝学 / 遺伝子 / 癌 / ゲノム / 老化 / genome instability / cancer / aging |
研究概要 |
我々、園田、大森、榎本は動物細胞株を使って、DNA複製時におけるゲノム損傷がどのようにして処理、または修復されているのかを明らかにした。これらの修復は、複製後修復と呼ばれ、組み換え修復経路と損傷乗り越え修復経路が主要な働きをしていることを明らかにした。特に、近年相次いで発見されてきた様々な損傷乗り越えポリメラーゼの機能欠損株を網羅的に作製し、その主要な機能の一つが複製後修復であることを明らかにした。その過程で、これらのポリメラーゼがゲノムの安定性に関与するのみならず、薬剤やホルモンで誘導される様々なゲノムの損傷を効率よく修復することで、発ガンなどの過程のも関与することを明らかにした。さらに、RecQヘリカーゼとよばれる細胞老化、発ガンを引き起こすタンパク質がこれらの複製後修復経路のどのように関与しているかを遺伝学、生化学をつかって明らかにした。老化に関与するウエルナー遺伝子に結合するタンパクを発見しその機能を明らかにした。
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