研究課題
本総括班は本特定領域研究の目的を厳正かつ遅滞なく達成するために組織された。そのために、各研究項目間におよぶ班員間の共同研究、若手研究者の支援、遺伝子操作マウスの作成と管理の支援、実験用サルの維持、管理の支援などを行っている。昨年に引き続き、総括班会議、合同班会議、企画実施委員会を開催して班および班員間の交流、国の内外における広汎な情報交換、さらには、感染症・宿主応答研究の推進に適切な提言と研究基盤の形成に必要な措置を取った。総括班においては上部委員会として評価委員会を設置し、本特定領域の評価、並びに研究の推進に対して貴重な提言をいただいた。また、本領域が主催した、あわじしまフォーラム、沖縄フォーラム、ウイルス学若手研究者集会など、シンポジウムの開催や成果発表会などを通じて研究組織の効率化を図るとともに、若手研究者の育成、微生物学と免疫学の融合的研究を促進した。さらに、本年度より最終年度に向けた研究の先鋭化を図るため、顕著な研究成果を上げつつある公募研究課題を新規計画研究として採択し、計画研究を従来の20課題から45課題に増やした。また、公募研究課題は16年度、17年度の2年間の継続課題として約100件を採択した。本年度の成果としては、質の良い仕事を世界に発信することを強く求めた結果、過去1年間に発表した原著論文だけでも1000報を超え、高ランクのトップジャーナル(Nature誌、Science誌等)にも相当数発表し、本領域の国際的インパクトは益々強まっている。とりわけ、当初目指した微生物学と免疫学の融合科学の成果が生み出されはじめたのは有意義である。また、基礎研究から臨床開発へと成果を社会に還元するべく、例えばSE36マラリアワクチンの国内における第I相臨床試験を総括班として支援をするなどの方策を実施した。
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