研究課題/領域番号 |
13301008
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
浅野 慎一 神戸大学, 発達科学部, 教授 (40202593)
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研究分担者 |
岩崎 信彦 神戸大学, 文学部, 教授 (20086052)
大城 直樹 神戸大学, 文学部, 助教授 (00274407)
高木 正郎 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70118371)
鰺坂 学 同志社大学, 文学部, 教授 (60135960)
佐々木 衛 神戸大学, 文学部, 教授 (60136398)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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キーワード | 都市 / グローバリゼーション / ユニバーサリズム / ナショナリズム / ローカリズム / ガバナンス / エスニシティ / 空間 |
研究概要 |
本研究は、グローバリゼーションの急激な進行をふまえ、都市の歴史的・構造的なりたちを、日本の近現代の都市を対象として、ユニバーサリズム・ナショナリズム・ローカリズムという3つのベクトルの交錯の中で捉えた。研究の対象地域としては、京都・大阪・神戸を中心とする関西諸都市、それらの周辺地域として三田・篠山等、さらに関西都市圏のなりたちと歴史的にきわめて密接な関係を有してきた遠隔地域として沖縄県・奄美諸島など鹿児島県、石川県等を設定した。また京阪神等の都市圏における在日韓国・朝鮮人、ベトナム難民、中国人研修生・技能実習生、ブラジル人労働者、そして中国残留日本人等も重要な対象である。 本研究は、大きく2つの柱からなる。 第1は、京阪神都市圏やそれと密接な関連を有する諸地域を幅広く対象とし、都市の歴史と現代において、ユニバーサルなもの、ナショナルなもの、ローカルなものの交錯の動態を捉えた、多角的な実証研究である。具体的には、(1)近代都市の歴史的なりたち、(2)底辺への流入・移動と都市のなりたち、(3)都市の圏域的成り立ち、(4)都市の文化的なりたち、(5)農村的後背と都市のなりたち、(6)都市の社会意識:ユニバーサリズム・ナショナリズム・ローカリズムに関する諸研究から構成される。 第2は、京阪神の諸都市と密接な関連を有しつつ、同時に独特の地域産業構造・文化的個性を備え、また「平成の大合併」とよばれる市町村合併において全国の先進事例とも目されるユニークな地方都市・篠山市に衝天を絞った、地域総合調査研究である。具体的には、(1)篠山市の社会的基本構造、(2)平成の町村合併と地域コミュニティ、(3)地方都市の文化的蓄積に関する諸研究から構成される。
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