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2001 年度 実績報告書

グローバル化とナショナル・アイデンティティに関する意識構造についての実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13301009
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

佐々木 正道  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (30142326)

研究分担者 吉野 諒三  統計数理研究所, 領域統計研究系, 助教授 (60220711)
林 知己夫  統計数理研究所, 名誉教授 (50000188)
水上 徹男  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70239226)
山岡 和枝  帝京大学, 法学部, 助教授 (50091038)
林 文  東洋英和女学院大学, 人文学部, 教授 (00180977)
キーワードグローバル化 / アイデンティティ / 意識構造 / 実証的研究
研究概要

1.本プロジェクトに関する資料・文献・データを国内とアメリカ(スタンフォード大学とカリフォルニア大学バークレー校)で収集し、整理を行った。
2.1.の資料と文献の中で、国内についてはグローバル化を受身で捉えているものが多く、逆にアメリカにおいては多国間主義的というより単独主義的に捉えているものが多いことが明らかとなった。
3.1.のデータの二次的分析とその分析結果の検討を行った。その結果、グローバル化とナショナル・アイデンティティに関する既存の理論を部分的に検証することができた。しかしこのことにより本研究の目的の遂行のためにさらに新たな本格的調査の必要性が確認された。
4.1.と2.さらにスタンフォード大学のアレックス・インケルス教授の助言に基づき、共同研究者が度重なる打合せを行い、14年度に実施する本調査のための国内におけるプリテスト調査の質問項目を確定した。
5.高校生と成人(親子ペア)を対象とするプリテスト調査実施を委託した。このプリテストは75問から構成され、質問項目は主に(1)グローバルとナショナル・アイデンティティとの関係、(2)グローバル化と価値観の収斂との関連、(3)グローバル化とリスクに対する認識、(4)「グローバル化」、「ナショナル・アイデンティティ」と反省的近代化(reflexive modernity)の関連、(5)グローバル化とトラスト、(6)物質主義と脱物質主義と「グローバル化」「ナショナル・アイデンティティ」との関連等についてである。

  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] Sasaki, Masamichi: "Modernity and Post-Modernity in Japan : Changes in Social Attitudes"The Annals of the International Institute of Sociology. Vol.8. 543-567 (2001)

  • [文献書誌] Sasaki, Masamichi: "Moral Fabric of Contemporary Society : Presidential Address"The Annals of the International Institute of Sociology. Vol.9. 1-39 (2002)

  • [文献書誌] Yoshino, Ryozo: "Time of Distrust"Behaviormetrika. 30・2(印刷中). (2002)

  • [文献書誌] Yoshino, R., Hayashi, C.: "An Overview of Cultural Link Analysis of National Character"Behaviormetrika. 30・2(印刷中). (2002)

  • [文献書誌] Yoshino, Ryozo: "A Social Quantum Theory for the Analysis of Public Opinion Survey Data"IMPS-2001 International Meeting of the Psychometric Society. Abstracts. 180 (2001)

  • [文献書誌] 林文: "面接調査の調査不能による回収票の偏りの検討"中央調査報. No.530. 14 (2001)

  • [文献書誌] 林知己夫: "データの科学"朝倉書店. 265 (2001)

  • [文献書誌] 林知己夫: "「日本人の国民性」研究"南窓社. 131 (2001)

  • [文献書誌] 吉野諒三: "「心を測る」個々集団の意識の科学"朝倉書店. 156 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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