研究分担者 |
藤見 純子 大正大学, 人間学部, 教授 (60173457)
大久保 孝治 早稲田大学, 文学部, 教授 (00194100)
石原 邦雄 東京都立大学, 人文学部, 教授 (00106212)
松田 苑子 淑徳大学, 社会学部, 教授 (30100986)
正岡 寛治 早稲田大学, 文学部, 教授 (70063625)
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研究概要 |
本研究では,1998年に引き続き,戦後日本の家族変動および家族行動の変化に関する全国確率標本に基づく基礎的調査を2003年に実施することを目的としている。本年度はそのための準備活動を行った。第1に,2003年の第2回調査実施に向けて,調査デザインの検討をすすめた。あわせて,サンプリング技法や調査方法などに関する勉強会を開催し,調査会杜や調査事情に詳しい情報提供者と面会し,聞き取りを行った。数社には実際に見積もりも依頼し,比較検討を行った。第2に,学会内外から研究協力者の参加を得て,1998年調査の結果を検討する研究会を開催した。1998年調査報告書の内容の検討,さらには1998年調査で使用した各種尺度や指標の検討を重ね,その成果をまとめた。この成果をふまえて,現在,第2回調査の調査票作成にとりかかっている。第3に,1998年調査の成果を新たに刊行物として出版する計画を実行した。すでに原稿をとりまとめ,出版助成を申請中である。第4に,本調査研究は,家族に関する基礎的なデータの構築とともに,当初から多くの人によるデータの共用をめざしている。すでにデータはSSJ(Social Science Japan Data Archive)およびSORD(Social and Opinion Research Database)で公開中であるが,さらなるデータの利便性をはかるために,HPを開設し,基礎的な集計表を作成してそこで公開した。また,国際的な利用の便宜を図るために,1998年調査の調査票等を英訳し,同じくHP上で公開した。
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