研究課題/領域番号 |
13301012
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
渡辺 秀樹 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (30114721)
|
研究分担者 |
石原 邦雄 東京都立大学, 人文学部, 教授 (00106212)
大久保 孝治 早稲田大学, 文学部, 教授 (00194100)
藤見 純子 大正大学, 人間学部, 教授 (60173457)
正岡 寛司 早稲田大学, 文学部, 教授 (70063625)
松田 苑子 淑徳大学, 社会学部, 教授 (30100986)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2004
|
キーワード | 家族 / 全国調査 / NFRJ03 / 日本家族社会学会 / 公共利用データ / 全国家族調査 |
研究概要 |
本研究は日本家族社会学会の全国家族調査委員会が中心になって1999年に実施した第1回「家族についての全国調査」の第2回調査を行うこと、このデータから家族の趨勢的な変化を把握すると同時に、多くの研究者に利用可能な公共利用データとして公開することを目的としている。 2002年度、2003年度は調査票の作成と標本設計を中心に議論をすすめ、毎月のように検討会を行いながら、2003年12月に調査票を完成させた。標本抽出については、第1回調査の標本抽出法を再点検し、問題点を明らかにした上で(渡辺秀樹・稲葉昭英・嶋崎尚子編『現代家族の構造と変容』東京大学出版会、2004年に収録)、2003年10月に1926年一65年生まれの全国の男女を対象に層化二段抽出により標本抽出を行い、2004年1月〜2月に実査をおこなった。実査では5054の標本を得た。 2004年度は、8月に納品されたデータの第1次クリーニング作業を行い、11月にこの作業を終了、科研費の共同研究者を中心にデータを配布し、記述的分析を行った第1次報告書を2005年3月に刊行した。同時に第2次のクリーニング作業も進め、2005年3月には第2次クリーニング終了済みのデータを共同利用者に配布している。データをマクロな統計と比較した限りでは、単独世帯居住者の比率が低いなどの傾向はあるが、おおむねこれらの統計との差異は小さく、公共利用データとしての使用に耐えうるものであることが確認された。 現在(2005年5月)データは家族社会学会会員を中心に広く共同利用をよびかけ、約20名がデータを利用して本格的な分析に着手している(第2次報告書として刊行予定)。同時に、2002年以降毎年日本家族社会学会大会においてテーマセッションを企画し、全国家族調査の問題点、統計手法および方法論などについての検討と、この研究プロジェクトに関する広報活動を進めている。
|