研究分担者 |
夏目 達也 東北大学, アドミッションセンター, 教授 (10281859)
田中 喜美 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00115247)
平沼 高 明治大学, 経営学部, 教授 (80208834)
佐々木 英一 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (30125471)
堀内 達夫 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40135273)
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研究概要 |
本年度は,4年間の基盤研究の2年目にあり,調査と研究会を積極的に進めた。(1)国内調査,(2)海外調査(今年度はドイツ),および(3)合宿研究会(会議)において研究活動を行なった。 (1)国内調査として,年度のはじめに,キサゲ作業で有名な京都の長島精工株式会社を調査した。9月に海外共同研究者の一人であるバーバラ教授(オレゴン大学)を招へいし,金沢方面における機械工業,伝統産業の現場,愛知のトヨタ自動車を訪問し聴き取りを行った。金沢では,(株)中村留精密機械工業,石川県九谷焼技術研修所,石川県立伝統産業工芸館,金沢卯辰山工芸工房を訪問・見学し,聴き取り調査した。 (2)海外調査として,今年度はドィツを対象とした。10月末から11月初旬にかけ,12日間,現地ドイツ調査に向かった。渡独した5名は基本的に学校調査グループと企業調査グループに分かれて調査した。最後に合流し,現地の研究者と合同研究会を開催することができた。学校グループは,ケルン地方のレーバークーゼン市を中心に,ケーテ・コルヴィッツ・ゲザムトシューレ総合制学校,レーバークーゼン・シュレブッシュ総合制学校,職業学校であるゲオルク・ジモン・オーム・シューレを調査した。企業グループは,ベルリンのABBトレーニングセンター,フランクフルトのフラポート社,デュッセルドルフのドイツ労働総同盟(DGB)を調査した。最終日にマンハイム大学経営学部においてガウグラー名誉教授をはじめ,10名の経営学,教育学の研究者,および企業人事担当者との合同研究会を開催した。 (3)合宿研究会として,国内において3回開催し,調査研究の計画立案と調査報告を行ない,研究の到達点を確認しあった。
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