研究課題/領域番号 |
13301014
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
望田 研吾 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (70037050)
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研究分担者 |
夏目 達也 東北大学, アドミッションセンター, 教授 (10281859)
江原 武一 京都大学, 教育学研究科, 教授 (00012568)
馬越 徹 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (60000030)
村田 翼夫 筑波大学, 教育学系, 教授 (10000085)
今井 重孝 青山学院大学, 文学部, 教授 (80160026)
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キーワード | 中等教育 / 国際比較 / 教育政策 / 多様化 / 個性化 / イギリス / アメリカ / 多国籍 |
研究概要 |
今年度は3カ年にわたる研究の中間年度にあたり、研究会の開催および海外、国内への調査等を実施した。以下、その概要を示す。 1.現地調査の実施:前年度から引き続き海外調査を実施した。調査実施国はフィリピン、ドイツ、フランス、タイ、アメリカ、韓国、イギリス、オーストラリアであり、それぞれ10日から2週間程度にわたり、個人もしくは数名で学校訪問などを行った。さらに今年度末には上海、北京の中国調査を実施する。また、日本については今年度後半から和歌山、岡山、徳島、福岡、佐賀などの中高一貫校を訪問し、校長等へのインタビュー及び資料収集を行った。また、今年度末からスーパーサイエンススクールへの学校訪問を開始し(富山)、来年度にも新たな事例を加えることで、日本の中等学校の特色を明らかにする。 2.文献資料の収集と分析:諸外国及び日本国内の中等教育及び中等教育の政策・改革に関する文献資料を収集した。 3.研究会の開催:9月に昨年度と今年度の海外調査報告を中心にした第1回全体研究会を開催した。イギリスについては専門中等学校を軸とする中等学校の多様化・個性化の動向、アメリカについては民間団体による学校への関与、チャータースクール、エジソンスクール等、ドイツについては低学力問題、中国については基礎教育と総合学科等、韓国については高校平準化と学校の類型化、学力論争と政策等が報告され、各国の最新の動向を把握できた。また、3月に第2回の全体研究会を開催し、来年度日本比較教育学会大会課題研究としての報告について打ち合わせを行う予定である。 4.中間報告書の刊行:13年度、14年度における海外調査報告並びに関連資料の翻訳等を内容とする中間報告書を今年度末に刊行する予定である。
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