研究課題
本年度は、以下の研究会をおこなった。・第1回研究会藤田達生 研究の全体像(戦争と城郭)山本浩樹 戦場調査法確立のために谷口 央 小牧・長久手の戦いデータベースについて南伊勢戦場遺跡(三重県久居市上野遺跡・木造城下町跡など)の見学・第2回研究会谷口眞子 戦争論の現在下村信博 小牧・長久手の戦いに関する研究史とその問題点谷口 央 小牧・長久手の戦い主要人物居所論長久手の戦い戦場遺跡見学(愛知県長久手町)これらの結果、本能寺の変以後、豊臣秀吉の関白任官までの時期(天正10年〜同13年)に集中する大規模戦争に着目しつつ、天正12年(1584)に発生した小牧・長久手の戦いを中心的に取り上げることを決定した。そのうえで、参加者を4班(戦場・城郭・史料・絵図の各班)に編成して調査を実施した。各班ごとに得られたデータを集積し、データ・ベースを構築しながら、適宜報告会を実施して全体像を明確化するように努め、それと同時にデータの公開(『織豊期研究』などを利用した)をおこない、その相互活用を図った。共同研究の成果としては、「小牧・長久手の戦い関係史料集」と「小牧・長久手の戦い史料データ・ベース」の作成、三鬼清一郎編『織田・豊臣政権研究文献目録』の入力(最近の成果や索引を加えて公開を検討中)などがあげられる。
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