研究課題
本年度は、本能寺の変以後、秀吉の関白任官までの時期(天正10年〜同13年)に集中する「天下分け目の戦い」に着目し、中心テーマを天正12年(1584)の小牧・長久手の戦いに絞り、戦場調査法を確立すべく、以下の研究会をおこなった。・第1回研究会(2002年8月23〜25日 於大阪城天守閣会議室)白峰 旬氏 天正12年の東海戦役(小牧・長久手の戦い)における秀吉・信雄・家康の城郭戦略竹田憲治氏 北畠氏関係の城郭群杉本喜一氏 清洲会議における蒲生忠三郎(氏郷)への所領宛行状について-他三通の織田家宿老連署状と関連して-高田 徹氏 松之木城について山本浩樹氏 高田報告へのコメント高橋成計氏 小牧・長久手の戦いに呼応した余田城について木村忠夫氏 16世紀西国の飛び道具-鉄炮・矢・石打ち-報告会終了ののち展示および「吉村文書」見学大坂の陣関係戦場遺跡(八尾市立歴史民俗資料館・久宝寺寺内町・常光寺など)の見学・第2回研究会(2003年1月11・12日 於岐阜県立図書館)長屋隆幸氏 江戸初・中期における軍隊編成の変化について-主に土佐藩を例に-高橋 修氏 大名家における「戦国合戦」研究-尾紀両徳川家と小牧長久手の戦い-藤田達生 戦争と城郭津野倫明氏 小牧・長久手の戦いと長宗我部氏報告会終了ののち所蔵コレクション見学本年度は、以下の戦場調査を実施した。2002年6月9日(木曽川流域)と同年11月9日(犬山・小牧周辺)におこない、関係遺跡(城跡・陣所跡など)および史料の調査を実施した。本年度は、織豊期研究会(会長三鬼清一郎、事務局長藤田達生)の刊行する学術誌『織豊期研究』4号(2002年11月)に、下記の調査成果を発表した。両名ともに、研究協力者である。立花 京子 秀吉政権の成立高田 徹 松ノ木城について
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