研究課題
今年度は、以下に示す研究会を開催した。最終年度にあたるため、最後の研究会を開催し、個別研究報告が終了したのちに、研究報告書の内容をメンバー各自に報告してもらった。そのなかで、大規模戦争の典型例として天正12年の小牧・長久手の戦いを中心的テーマとすることが確認された。また研究終了後も、引き続き慶長5年の関ヶ原の戦いから慶長19・20年の大坂の陣までの研究をおこない、科学研究費に応募してゆくことが確認された。なお科学研究費の成果報告書を基盤に、研究書を刊行することも了承された。第6回研究会(2004年8月27・28日 於国民宿舎余呉湖荘会議室)福田千鶴 福島正則の改易をめぐる三つの疑問杉本喜一 松阪市魚町長田徳一氏所蔵文書から-織田信雄関係文書5点について-西島太郎 戦国末期室町幕府女房領に関する一史料谷口眞子 長久手の戦いにみる「記憶の形」-池田家を事例に-播磨良紀 戦争と文書発給-小牧・長久手の戦いと秀吉文書-報告書概要報告 各自で報告書の内容を発表し、それに対する質疑応答をおこなった。賤ケ岳の戦い関係戦場遺跡見学会…天神山城跡・賤ケ岳砦跡など・己高庵(資料館)・小谷城跡・雨森芳州庵(資料館)また適宜、戦場調査を実施し、長久手古戦場(愛知県長久手町)周辺の戦場地図を作製した。愛知県公文書館で原図を選定してコピーし、調査データを書き込み、地目に応じて彩色し、当時の地形などを復原した。その結果、決戦がおこなわれた地域における地形の特徴についても、かなりあきらかになった。
すべて 2005 2004
すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)
伊豫史談 336
ページ: 1-11
伊勢国司北畠氏の研究(藤田達生編)(吉川弘文館)
ページ: 41-73
ページ: 188-216
長野県立歴史館開館十周年記念秋期展図録
ページ: 74-76
日本史講座5 近世の形成 東京大学出版会
ページ: 253-282
伊豫史談 335