研究課題/領域番号 |
13301019
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平勢 隆郎 東京大学, 大学院・情報学科, 教授 (30144645)
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研究分担者 |
高見沢 磨 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (70212016)
岩井 茂樹 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (40167276)
武田 時昌 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50179644)
橋本 秀美 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (20323636)
大木 康 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (70185213)
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キーワード | 伝統中国学 / 我国 / 江戸時代 / 独自性 / 基本設計 / 明代・清代小説 / 伝統経学 / 科学思想 |
研究概要 |
本年度は基本的システム設計を進めた。NECソリューションズにソフトの作成を発注し、研究代表たる私と各研究分担者がそれぞれの要求を提出して汎用性のあるソフトを作り上げた。研究情報のあり方と作成システムの方法論を検討する会議を開催し、意見を調整したが、要求が多岐にわたったので、調整を行い、その結果をソフトに反映させている。システムは、入力用と公開用があり、公開を念頭において入力が進められる。当面入力作業が先行するので、その作業課程で、ソフトの見直しがあるかもしれない。 海外の初心者をも利用者として巻き込み、我国の伝統としての中国研究を効果的に理解させるシステムを作り出すため、これまでの研究史をふまえた研究資料の蒐集・整理・解読・分析をおこなった。 本年度の重点項目は、「江戸時代の明代・清代小説」であり、来年度の重点項目は「江戸時代の伝統経学」および「江戸時代の科学思想」であったが、ソフトに対する要求が最も多岐にわたった「江戸時代の伝統経学」がやや先行する形で作業が進められた。江戸漢学の成果のひとつの集成として評価できる『左氏会箋遡源』のデータ化と『左氏会箋』の画像化がひとくぎりついたことは、今後の公開のあり方をとう上で、大きな意味があると考えている。 今後はひきつづき、基本システムに沿って、文字と画像をデータベース化する諸作業を進めたい
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