研究分担者 |
堀川 貴司 国文学研究史料館, 研究情報部, 助教授 (20229230)
谷川 惠一 国文学研究史料館, 文献資料部, 教授 (10171836)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 副館長 (20044729)
松原 孝俊 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (20150378)
齋藤 希史 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (80235077)
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研究概要 |
本年度は日本典籍の重点資料について下記のとおり調査・収集を実施し,成果を得た. 1.韓国 (1)国立中央図書館所蔵の旧朝鮮総督府本について,6月,2月の2度にわたって調査を行い,246点を調査.マイクロフィルム292点が収集された. (2)光州の全南大学校図書館の予備調査を行った. 2.台湾 (1)国立中央図書館台湾分館において旧台湾総督府本の調査を行った(83点). (2)台湾大学図書館において旧台北帝大本の調査を行った. 3.中国 (1)北京地区:北京大学図書館,北京図書館において,日本人残留本等の調査を行い,和刻本,古版本の善本の調査の成果を上げた. (2)上海・淅江地区:上海甲書館,淅江省図書館において日本人残留本の調査を行った.越南本(ヴェトナム漢文資料)を発見した. 4.来年度への課題 日本古典籍の調査が進むにつれて,ますます漢籍(中国・韓国・ヴェトナム)文化圏の書物という視点での整理の必要性を感ずるほか,漢字を用いた諸国(日本・朝鮮・越南等)の書物という新視点の整理・集積,目録化を来年度では実行に移したい.
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