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2004 年度 実績報告書

アジア・アフリカにおける多言語状況と生活文化の動態

研究課題

研究課題/領域番号 13301027
研究機関東京外国語大学

研究代表者

高知尾 仁  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (40092457)

研究分担者 石井 溥  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90014513)
小田 淳一  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10177230)
梶 茂樹  京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (10134751)
永原 陽子  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (90172551)
深澤 秀夫  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10183922)
キーワード多言語社会 / 多民族社会 / 国語 / 公用語 / 憲法 / データベース
研究概要

本研究は、アジア・アフリカにおける多言語状況の変化と、その中での生活文化の動態を、学際的共同研究を通じて明らかにすることを目的としたものである。そこにおいては、言語学、文化人類学、歴史学等の諸分野の視点を相互に取り入れつつ、以下の3点から研究を進めた。
(1)多言語状況データベースの構築。ケニア、ウガンダ、タンザニア、コンゴ、南アフリカ共和国、ナミビア、セネガル、カーボ・ベルデ、モロッコ、エジプト、フランス海外県のレユニオン島などのアフリカ諸国、フランス、ベルギー、イギリスなどのヨーロッパ諸国、中国、台湾、インドネシア、パラオ、ビルマ、インド、ネパール、シリア、トルコなどのアジア諸国について、憲法やその他の法規における言語(多言語)の扱い、国会、官公庁等における使用言語、教育・放送での使用言語、国勢調査での母語・使用言語調査のありかた等の点について調査を行ないデータを収集した。
(2)多言語観の変遷の研究、および(3)フィールドにおける多言語状況と生活文化の動態について、上記の国々で資料収集を含む調査・共同研究を実施し、事例研究を行った。多言語化の要因には、移民(カーボ・ベルデ、レユニオンなど)、都市化(ケニア、ネパールなど)、民主化(ウガンダ、南アフリカなど)などがあることが、具体的状況とともに明らかになった。なお、適宜研究を開催し、情報交換、相互調整を行った。
以上の成果として、多言語状況の論文集とデータ集の2巻本の刊行を目指し、現在編集作業を継続している。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] ケニアの勃興する都市混合言語、シェン語-仲間言葉から国民的アイデンティティ・マーカへ2005

    • 著者名/発表者名
      小馬 徹
    • 雑誌名

      年報 人類文化研究のための非文字史料の体系化(神奈川大学21世紀COEプログラム研究推進会議) 2

      ページ: 125-135

  • [雑誌論文] Language Situation and 'Mother Tongue' in Byans, Far Western Nepal2005

    • 著者名/発表者名
      Nawa, Katsuo
    • 雑誌名

      Studies in Nepali History and Society 9(2)(In press)

  • [雑誌論文] ネパールにおける多言語状況の展開-比較の為の予備的概観2005

    • 著者名/発表者名
      名和克郎
    • 雑誌名

      史資料ハブ-地域文化研究 5(印刷中)

  • [雑誌論文] <「女子割礼」/FGM>問題の歴史的考察のために-南部アフリカの女子イニシエーションをめぐる最近の研究から2004

    • 著者名/発表者名
      永原陽子
    • 雑誌名

      地域研究 6(1)

      ページ: 251-274

  • [雑誌論文] The indirect-influence marker in Balinese2004

    • 著者名/発表者名
      Shiohara, Asako
    • 雑誌名

      Non-nominative Subjects 2

      ページ: 257-274

  • [雑誌論文] 『さかい』の論理と『あいだ』の論理2004

    • 著者名/発表者名
      小馬 徹
    • 雑誌名

      歴史と民俗(神奈川大学日本常民文化研究所・平凡社) 20

      ページ: 49-78

  • [図書] 流動するネパール2005

    • 著者名/発表者名
      石井溥(編著)
    • 総ページ数
      405
    • 出版者
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
  • [図書] 表象としての旅2004

    • 著者名/発表者名
      高知尾 仁(編)
    • 総ページ数
      Iii+371
    • 出版者
      東洋書林
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] A Runyankore Vocabulary2004

    • 著者名/発表者名
      Kaji, Shigeki
    • 総ページ数
      614
    • 出版者
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
  • [図書] エフンドゥーラと歴史-植民地化以前および植民地体制下の北部ナミビアにおける女性のイニシエーション(JCAS Occasional PaperNo.17)2004

    • 著者名/発表者名
      パトリシア・ヘイズ(永原陽子訳)
    • 総ページ数
      31
    • 出版者
      国立民族学博物館地域研究企画交流センター
  • [図書] 南部アフリカ人種関係史における『混血』と『クレオール』2004

    • 著者名/発表者名
      永原陽子
    • 総ページ数
      53

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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