研究課題/領域番号 |
13303003
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研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
松田 芳郎 東京国際大学, 経済学部, 教授 (30002976)
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研究分担者 |
原 明 東京国際大学, 経済学部, 教授 (70012127)
栗林 純夫 東京国際大学, 経済学部, 教授 (20178106)
浜田 文雅 東京国際大学, 経済学部, 教授 (20051229)
山本 有造 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10047475)
菅 幹雄 東京国際大学, 経済学部, 助教授 (50287033)
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キーワード | 国民経済計算体系 / 長期時系列 / バック調査 / 産業連関表 / 戦時動員計画 / 戦後復興 |
研究概要 |
1.中国の長期時系列データは、ここ1-2年の間に、新中国になってからの50年間の公表統計の調査毎の累年統計版の出版が行われ、その間に既発表の各年度の統計年鑑等に公表の値の変更等があり、時系列データの見なおしが必要であり照合修正作業を行った。また、最近北京・南京等で、古本市場への外国人の立ち入りが解禁されたので、これ迄入手不可能であった部内文献等を出張して現地調査の上入手した。これらは今後の推計値改定作業の基本資料となる。 2.台湾は、第2次世界で日本が敗れるまで、日本の植民地でありその間の統計資料はこれまで鋭意収集に努めてきた。今回、行政機関の文書室に入ることが出来、台北に資料調査に行き現地機関の協力を得て、これ迄日本国内で未発見の資料をコピー等で入手した。また中国大陸と並行して台湾省政府行なってきた家計調査、工業・商業センサス資料を入手した。 3.中国の1930年代の農業の実態調査資料である南京金陵大学のBuck資料の現在の南京農業大学保存資料を昨年度から調査してきたが、本年度は文書表題等をデジタルカメラで撮影して、解析した。 4.本土の1945年基準の産業連関表推計作業を開始した。基礎資料は戦時動員計画資料である。 5.第2次世界大戦後の日本の経済復興期の統計データの精度検証のために、多角的な経済実態の検証作業を開始した。 6.さらに近年の統計調査制度の変更と統計の精度の関係を企業統計を中心に解析した。
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