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2002 年度 実績報告書

アンケート調査に基づく効用関数の形状の推定

研究課題

研究課題/領域番号 13303007
研究機関大阪大学

研究代表者

筒井 義郎  大阪大学, 経済学研究科, 教授 (50163845)

研究分担者 晝間 文彦  早稲田大学, 商学部, 教授 (00063793)
大竹 文雄  大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (50176913)
池田 新介  大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (70184421)
井澤 裕司  立命館大学, 経済学部, 教授 (70222924)
堀 敬一  立命館大学, 経済学部, 助教授 (50273561)
キーワード効用関数 / 時間選好率 / 危険回避度 / 習慣形成 / 外部性 / アンケート調査 / 実験経済学
研究概要

本年度は、アンケート調査を実施した。20歳から69歳までの2000人を2段階抽出法で選び、留め置き法によることとした。8月中に質問表の原案を作ってから、9月から12月の間に、5回にわたり、各回5時間以上の長時間の会合をもって質問文案を検討した。また、小サンプルのパイロット調査を6つ実施して、文案の有効性をテストした。その結果、危険回避度、時間選好率、習慣形成、消費の外部性を推定するために必要な22の質問項目と、32の属性項目を決定した。質問項目は多岐にわたっており、紙幅の都合でその詳細を述べることはできないが、たとえば、幸福感の程度、危険回避度を直接・間接に推定する質問、外部性の有無を直接・間接に推定する質問などを含んでいる。間接的な推定の方法の一例としては、幸福の程度を訊いているので、その回答を効用の程度とし、それを現在、過去、将来の消費の大きさに回帰することによって、時間選好率や習慣形成について分析することが可能である。また、他人の生活水準に対する意識の回答を説明変数とする回帰分析によって、消費の外部性の有無について明らかにすることが期待できる。
質問項目を決定する作業と平行して、調査会社を探し、豊富な実績をもつ中央調査社を選定した。1月から2月にアンケートを実施し、2月下旬に結果の速報が届いた。回答総数は1422であり、約70%という高い回答率を得ることができた。正確で詳細な結果の入手には多少時間がかかるが、当面、速報をもとに分析を始める予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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