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2001 年度 実績報告書

外資小売企業の"流通"技術移転と業態変容に関する比較戦略分析

研究課題

研究課題/領域番号 13303008
研究機関流通科学大学

研究代表者

向山 雅夫  流通科学大学, 商学部, 教授 (00182072)

研究分担者 田村 正紀  流通科学大学, 流通科学研究所, 教授 (40030712)
崔 相鐵  流通科学大学, 商学部, 助教授 (10281172)
LARKE Roy  流通科学大学, 商学部, 教授 (40248167)
キーワード技術移転 / グローバル化 / 出店 / 調達 / 業態 / 外資小売企業
研究概要

4年間の研究の初年度として、本年度においては、主として(1)最新資料の収集とデータベースの作成、(2)全体分析フレームの設定、(3)ケース対象企業の選定、(4)欧州有力小売企業の視察、を行った。
1.(1)については、海外共同研究者の協力を得ながら、欧州の代表的研究機関の資料を中心に、とりわけ実態調査データの収集に力を入れることによって、最新のグローバル行動実態の把握に努めた。
2.(2)-(3)については、事前の綿密な準備の上で海外共同研究者とともに2002年3月にスペインにおいて、具体的な研究方法に関するワークショップを開催した。
3.(2)については、研究全体を包括する分析フレームとして「流通技術移転モデル」を開発した。これは、"グローバル行動主体としての小売企業の戦略行動要素として「出店-調達-業態」の3要素を取り上げ、これら戦略行動要素がグローバル化という「流通技術移転プロセス」を通じて、海外において本国とは異なる戦略行動様式に転換される"と考えるものである。さらにこの流通技術移転過程に作用し、本国における戦略行動様式と海外市場におけるそれとの差異を生じさせる影響要因として、「環境要因・マネジメント要因・組織構造・企業文化・参入モード」を想定する。
4.(3)については、テスコ・ブーツ・カルフール・ロアール・アホールド・ギングフイツシヤー・ザラ・イケアを対象とする事とした。今後は、各社の情報収集とともに、インタビュー調査の実現可能性と見込みを検討する事になる。
5.(4)については、カルフール・ザラを中心に、欧州市場に積極的に進出している代表的小売企業を視察し、スペイン小売市場構造への影響について検討した。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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