研究課題/領域番号 |
13303008
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研究機関 | 流通科学大学 |
研究代表者 |
向山 雅夫 流通科学大学, 商学部, 教授 (00182072)
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研究分担者 |
田村 正紀 流通科学大学, 流通科学研究所, 教授 (40030712)
崔 相鐵 流通科学大学, 商学部, 教授 (10281172)
LARKE Roy 流通科学大学, 商学部, 教授 (40248167)
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キーワード | 国際研究者交流 / イギリス:フランス / 小売国際化 / Formula / Format / 技術移転 / 業態変容 / プロセス |
研究概要 |
4年間の研究の2年目として、本年度においては、主として(1)最新資料の収集とデータベースの作成、(2)全体分析フレームに基づく概念統一、(3)ケース対象企業の選定、(4)ケース対象企業へのインタビュー調査、(5)ケーススタディーのとりまとめ、を行った。 1.(1)については、海外共同研究者の協力を得ながら、欧州の代表的調査機関の企業データベースおよびそれに基づく各種レポートを中心に、ケース分析対象企業のデータ収集に努めた。 2.(2)については、海外共同研究者とともに2002年8月にエジンバラにおいて、事前作成したワーキングペーパーをベースにして、分析フレームの確定およびその際に用いる概念の調整をおこなうためのワークショップを開催した。 3.(2)については、本研究の分析上の特徴である「小売国際化のプロセスとしての理解」のための概念フレームに関して集中的に議論した。その際には、従来「小売」という概念で捉えられてきた現象が、もはや小売概念では把握できないほどに拡張化していることが認識された。またその拡張化された小売現象が、とりわけ国際化行動において重要な意味を持つことも確認された。このような認識に立ってプロセスとしての小売国際化分析枠組みが構築され、その構成要素として本研究が焦点を当てるべき具体的な国際行動として、小売技術移転がもたらす業態変容(=Formula & Formatの国際比較)が位置づけられた。 4.(3)(4)については、テスコ・ブーツ・カルフール・アホールド・ギングフィッシャー・ザラ・イケアを対象とする事とし、テスコ・カルフールに関してはインタビュー調査を実施した。 5.(5)については、収集した既存資料・データを基礎にして対象企業の一部について試論的ケーススタディを執筆した。今後はインタビュー調査から抽出された情報を加味して、最終とりまとめを行う予定である。
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